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出来ません。 そもそもAM放送が帯域が狭く使い難かった、音質が悪かったのでAM/MF/中波を止めてFM/VHF/超短波で放送するようになりました。 ■AM AM、振幅変調 MF、中波の事 AMの良い事は音声や音楽のスペクトラムが7.5kHzまであるなら放送周波数±7.5kHzまで信号が発生します。上下合計15kHz程度。狭い。 ■9kHz AM放送は9kHzステップで電波を出すので厳密には隣の周波数に電波が被るし相手から妨害を受けるので隣の周波数は近くで使いません。 ■FM FM、周波数変調 VHF、超短波の事 FMは音の信号に合わせて周波数を±100kHzまで変更します。放送周波数は0.1MHzステップですが一つ隣の放送局と相互に妨害するので2つ以上離して周波数を認可しています。 電波が出る帯域幅は200kHzですが実際は300kHz以上占有してます。ラジオでチューニングするとガラガラです。 ■国際的な取り決め 0.53〜1.61MHzつまりAMの帯域は全ての国でAM放送しかしていけない取り決めがあります。他の方式FMは禁止されてます。 ■技術的に 技術的になら音声信号を3.4kHzに制限して変調周波数を±5kHzに制限(通常FM放送は±100kHz)すれば放送出来なくもありませんが、現在のAM放送より音質が悪いです。 誰もやりません。 ■アメリカのAMデジタル放送 南北アメリカ大陸はヨーロッパやアジアから離れておりお互いに影響しない事、アメリカなので世界的な取り決めを守っていません。 周波数ステップは10kHz AM帯域でデジタル放送をしています。 やりたい放題です。 AM放送は全てAMステレオでした(アメリカが発祥だったから)が国の命令によりアナログ・ステレオ放送は全廃。 モノラルAM放送の周波数の上下にデジタル信号を送信して電波が安定してればステレオで受信し、車の走行の向きによりカーステの受信が不安定だったり電離層反射で不安定でデジタルで受信出来なければアナログ・モノラルを受信してます。 ■実際に放送すると TBS 954kHzを例にすると±100kHzに電波が溢れます。 854〜1054kHzの200kHzまで占有。 この広い周波数には色々な局が電波を出しており容認出来ません。大部分が潰されてしまいます。 ■AM放送廃止 廃止はしません。 当初全廃かと思われましたが10 局以下で僅かな地方局だけです。 ■東海ラジオ(愛知発中部地方) それも例えば東海ラジオは主なハイパワー局は継続して各地に点在する小さな中継局のみ廃止します。 ■停波実験 現在各地のAM局で電波を止めています。止めて影響が無ければ廃止しますが止めてる局は僅かです。 ■茨城放送 ラッキーFM茨城放送は放送の中でAM放送は完全に廃止しますと宣言しています。サービスエリアを見るとAMを止めても増設したFM中継局でAM以上に受信可能です。
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質問者からのお礼コメント
詳しい説明をありがとうございました。 小学生の時、NHKの基礎英語を聴くようにと、父が買ってくれたSONYの6石トランジスターラジオが聴けなくなるのはさびしいです。
お礼日時:10/3 15:34
その他の回答(3件)
そういうことではありません。 AMで放送していた内容そのままで 新たにFM放送を開始するということです。 AMで電波を出すのをやめて FMで新たに電波を出します。 AMの周波数はそのまま「空き」になります。 やがて、日本ではNHKと秋田、北海道の民放だけになります。 多くの地域では、夜ではNHKとKBS1ラジオがたくさん聞こえていることでしょう。
AM放送の帯域幅は15kHzくらい、FM放送の場合は200kHzくらいなので FM放送を900kHzで実施したら、800kHz~1000kHzの範囲に1局しか放送できません。