1965年生まれ。建築家。アトリエ・ワン共同主宰、東京工業大学大学院准教授、UCLA客員准教授。
http://www.bow-wow.jp/index.html
(最終更新:2009年3月31日)
[批評]
...細部・ディテール・納まり 塚本由晴──OMA/レム・コールハースのディテールは、安っぽいとか、素人... ...──コングレクスポのカーテンウォール 撮影=塚本由晴 スラブから突きだした受け金具の列は階ごとに...
『10+1』 No.16 (ディテールの思考──テクトニクス/ミニマリズム/装飾主義) | pp.80-89
[日本]
...塚本由晴 Yoshiharu Tsukamoto:1965年生まれ。東京工業大学大学院助教授。92年、貝島桃代とアトリエ・ワン... ...する風景とアトリエ・ワンの住宅 一九九二年、塚本由晴と貝島桃代によって活動を開始したアトリエ・...
『10+1』 No.22 (建築2001──40のナビゲーション) | pp.150-151
[1990年代以降の建築・都市 3]
...カー・スクール〉 出典=貝島桃代+黒田潤三+塚本由晴 『メイド・イン・トーキョー』 絡み合い、自... ...疑ってかかることではないか。以前、筆者も、塚本由晴に対し、既存のコンテクストの調査に終始する...
『10+1』 No.27 (建築的/アート的) | pp.142-153
[ダイアローグ]
...アフォーダンスとデザイン 塚本由晴──単刀直入にお聞きします。アフォーダンスはデザインに使える... ...者になるような引いた位置に行きたいのです。 塚本由晴氏建築設計のなかのアフォーダンス 塚本──僕...
『10+1』 No.25 (都市の境界/建築の境界) | pp.62-72
[現代住宅研究 2-4]
...大高正人《坂出人工土地》全景、内観(撮影=塚本由晴)、断面図(部分) 縮尺1/4004 カプセル住居 ... ...中銀カプセルタワービル》 全景、内観(撮影=塚本由晴)、カプセル平面図 縮尺1/1008──黒川紀章《...
『10+1』 No.19 (都市/建築クロニクル 1990-2000) | pp.21-25
[批評]
...いるのである。 2──《アニ・ハウス》 photo=塚本由晴建築と環境のインタラクション 東京のような都... ...トーキョー〉は貝島桃代を中心に、黒田潤三、塚本由晴ほかが行なっている、東京の都市建築のスタデ...
『10+1』 No.14 (現代建築批評の方法──身体/ジェンダー/建築) | pp.92-94
[現代住宅研究 2-3]
...メ 縮尺1/800 2──石田敏明《F4》 全景(撮影=塚本由晴) アイソメ 縮尺1/8003 街路を呼び込む これら... ...中野本町の家》 食堂から中庭を見る (撮影=塚本由晴) アイソメ 縮尺1/800*この原稿は加筆訂正を...
『10+1』 No.19 (都市/建築クロニクル 1990-2000) | pp.18-21
[インタヴュー]
...。受け取ったとき、まずどう考えられますか? 塚本由晴──それは「やった!」ですよ。内容を見るよ... ...は逆を行っていていいと思いますね。 永江朗氏塚本由晴氏都市をカスタマイズする住宅 永江──田舎暮...
『10+1』 No.28 (現代住宅の条件) | pp.74-85
[論考]
...Elden and Gerald Moore, Continuum, 2004, p.87. 参考文献 ●塚本由晴+南後由和「ビヘイビオロジーへ向けて──マ...
『10+1』 No.49 (現代建築・都市問答集32) | pp.84-89
[インタヴュー]
1 映像による展示空間 仲──この度、「建築と情報の新しいかたち」という特集にあたって三人の方にインタヴューをお願いしました。一人は従来の正統派アーキテク...定的なものになるのかずいぶん模索しました。 塚本由晴氏2 「時空間ポエマー」の体験 本江──例...
『10+1』 No.33 (建築と情報の新しいかたち コミュニティウェア) | pp.65-74
[論考]
ミニ・ハウス Mini House 主要用途 専用住宅 家族構成 両親+子供二人 構造・構法 LSG(軽量鉄骨)造塚本──《ミニ・ハウス》は、敷地面積がだいたい...ぐ横にある隣接関係における都市です。 14──塚本由晴氏15──貝島桃代氏16──青木淳氏それから日本...
『10+1』 No.18 (住宅建築スタディ──住むことと建てることの現在) | pp.91-99
[Yellow Page1]
...スプロージョンズ Atelier Bow-Wow & Recycle Explosions 塚本由晴、貝島桃代 ───── 山本匠一郎、臼井敬太郎...
『10+1』 No.21 (トーキョー・リサイクル計画──作る都市から使う都市へ) | pp.65-79
[Dialogue]
トーキョー・リサイクル・エクスプロージョン 貝島──まず「リサイクル」と都市・東京を結びつけたところから話しましょう。私たちが一九九六年に「メイド・イン・トーキ...別のところに繋がってしまう面白さですよね。 塚本由晴氏「東京」の可能性、「東京」への期待 貝島─...
『10+1』 No.21 (トーキョー・リサイクル計画──作る都市から使う都市へ) | pp.56-64
[論考]
...載される三組の建築家(西沢立衛、西沢大良、塚本由晴+貝島桃代各氏)との対話は、INAX住宅フォーラ... ...剖、自己摘出しようとする鋭利がそこにある。 塚本由晴さんと貝島桃代さんは、ぼくたちが無意識に住...
『10+1』 No.18 (住宅建築スタディ──住むことと建てることの現在) | pp.58-65
[論考]
...四九年生まれの大野秀敏は、アトリエ・ワンの塚本由晴がこうしたありきたりの住宅地をひとつの地形... ...まいの図書館出版局、一九九六)。 ★一八──塚本由晴×曽我部昌史の対談(『美術手帖』二〇〇〇年...
『10+1』 No.22 (建築2001──40のナビゲーション) | pp.134-145
[フィールドワーク]
...。 講演会 •マドリッド・ウィーク 妹島和世 塚本由晴+貝島桃代(アトリエ・ワン) 久野紀光 •トウ... ...n Lubascher Pedro Pablo Arroyo Alba 伊藤喜彦 LINK事務局 塚本由晴(東京工業大学、アトリエ・ワン) Juan Carlos San...
『10+1』 No.44 (藤森照信 方法としての歩く、見る、語る。) | pp.161-168
[Yellow Page1]
精神の再生、ショーという形式の再生 塚本由晴──去年(一九九九)の六月に行なわれた「二一世紀建築会議」にゲストとして招かれた際に、東京でのリサイクルの可能性につ...精神の再生、ショーという形式の再生 塚本由晴──去年(一九九九)の六月に行なわれた「二一世紀建...
『10+1』 No.21 (トーキョー・リサイクル計画──作る都市から使う都市へ) | pp.89-99
[建築を拓くメディア]
...集合住宅物語』(みすず書房、二〇〇四)と、塚本由晴+西沢大良による『現代住宅研究』(INAX出版、... ...挙げたい。 2──植田実『集合住宅物語』3──塚本由晴+西沢大良『現代住宅研究』読み解く快楽 『集...
『10+1』 No.38 (建築と書物──読むこと、書くこと、つくること) | pp.114-115
[1990年代以降の建築・都市 5]
...を明記していない。ちなみに、本誌に連載中の塚本由晴と西沢大良による「現代住宅研究」でも、こう... ...山信一、加茂紀和子、曽我部昌史、上原雄史、塚本由晴、貝島桃代、小川次郎、寺内美紀子、三村大介...
『10+1』 No.29 (新・東京の地誌学 都市を発見するために) | pp.194-204
[批評]
...まなざしとして注目すべき試みを検証しよう。塚本由晴+貝島桃代による〈メイド・イン・トーキョー... ...のWEB MEETING(http://www.nex.co.jp/~30by100/)における塚本由晴の一九九七年一一月一二日の発言。 ★二三──...
『10+1』 No.12 (東京新論) | pp.80-90
[論考]
...じめに 山崎泰寛 ローカリティの生起と学校 塚本由晴は、カナダ製ログキャビンの基礎部分を斜面地... ...た空間を構想できないだろうか。 註 ★一——塚本由晴+永江朗「施主と建築家」(『10+1』No.28、INAX出...
『10+1』 No.29 (新・東京の地誌学 都市を発見するために) | pp.153-167
[現代住宅研究 12]
収納と部屋、モノとヒト 都市部の住宅では部屋や機能のアウトソーシングが進んでいる。遠方からの来客があってもホテルに泊まってもらうから、客室はいらない。よっぽど親しい間柄なら居間で寝てもらう。さらに単身者ならコンビニがあるから冷蔵庫もいらない。コインランドリーを使えば洗濯機もバルコニーもいらない。食事を外で済ますからダイ...
『10+1』 No.29 (新・東京の地誌学 都市を発見するために) | pp.13-17
[現代住宅研究 11-2]
新しくない要素 すべての日本の近代以降の建築家にとって、深い庇、あるいは軒というのは、建築の文化資本として自分たちの内側に蓄えられている既知の要素であったと思われる。だから新規に開発されたり、いち早く外国から移植されたりするもののように、建築にいわゆる「新しさ」をもたらしてくれるものではなかった。だがすでに日本建築の特...
『10+1』 No.28 (現代住宅の条件) | pp.16-19
[現代住宅研究 10]
繰り返されるコートハウス ポンペイを訪れたときに、もしかしたら住宅の空間構成なんてこの二〇〇〇年のあいだにあまり変わっていないのではないかと思ってしまった。それほどに、発掘されたアトリウム型住宅の数々は魅力的だった。その建物はもちろん廃墟を補修しただけの、ガラスもはまっていない、家具もないラフなものだ。日干しレンガやス...
『10+1』 No.27 (建築的/アート的) | pp.11-15
[現代住宅研究 7-2]
東京近郊の住宅地を歩くと、庭のあるなしにかかわらず、目にする住宅のほとんどが二階建てである。稀に目にする平屋は、そのほとんどが建て替え時期を逸したような、古いみすぼらしいもので、屋根のトタンが錆び始めていたり、壁の下見板が部分的にはずれていたりする。しかし、手を伸ばせば容易に届く程低い軒先や、地上すれすれの基礎の立ち上...
『10+1』 No.24 (フィールドワーク/歩行と視線) | pp.15-19
[現代住宅研究 7-3]
殻とその内部という分け方が建築にはある。これは屋根と壁とに分ける捉え方に比べると少し特殊だが、建物の外側を一気に捉えるときに便利な分け方である。でもその違いは何をもたらすのだろうか。殻と内部という分け方を前提に作られたと見なせる実際の住宅作品を例に、殻のもつ意味の広がりをみてみよう。 伝統と近代 《前川邸》(前川...
『10+1』 No.24 (フィールドワーク/歩行と視線) | pp.20-24
[現代住宅研究 5-2]
海外のモダニズムのマスターピースには豪邸が多い。でも日本のモダニズムのマスターピースは小住宅に偏っており、三〇〇平方メートルを超えるだけでその数は極端に減ってしまう。海外のモダン・マスターピース=豪邸、日本のモダン・マスターピース=小住宅、という否定しがたい対比の図式は、居住水準の違いや生活習慣の違い、経済状況や法制度...
『10+1』 No.22 (建築2001──40のナビゲーション) | pp.33-38
[現代住宅研究 13-1]
俗に言う裏原宿あたりでは、既存の貸しビルや戸建ての住宅を改造した、ショップやカフェが人気である。店の多くは、表参道に立ち並ぶいわゆるツルピカのファッションビルと違って、どちらかといえば素人が工夫をしたような素朴さのなかにセンスが光るというものが多い。経営している人たちの個性が反映されているのは、ガラス張りのファッション...
『10+1』 No.30 (都市プロジェクト・スタディ) | pp.13-18
[現代住宅研究 9-1]
図形(別荘) 三次元の立体である建物に図形としての性格があるのはただの事実であって、それは否定するとか肯定するとかいう代物ではない。しかしこの建築の図形としての性格の「用い方」となると、多くのヴァリエーションがあり話はややこしくなる。図形としての性格の用い方に反映される価値観の違いが、意見や立場の対立を生むからである。...
『10+1』 No.26 (都市集住スタディ) | pp.10-13
[現代住宅研究 8-1]
果汁一〇〇%、ビーフ一〇〇%など、食品には一〇〇%という表示がよく見られる。純粋な材料から混ぜ物を作ることは容易だが、混ぜ物から純粋な材料を抽出するのは難しいからだろうか、基本的には純粋なものには価値があるとされている。混ぜ物を作るということは、一〇〇%であることの可能性を消費すること。一〇〇%の魅力は同じ物でその全体...
『10+1』 No.25 (都市の境界/建築の境界) | pp.12-15
[現代住宅研究 8-2]
太陽を建築のデザインの〈材料〉にする 完全に地中深くにでも埋設されていない限り、建物は太陽からの影響を避けることができない。太陽からの影響としてまず挙げられるのは光であり、光は華やかな、荘厳な、時には宗教的な感情を伴って建築に導き入れられてきた。これにくらべれば、太陽によるもうひとつの影響である熱は、視覚的な効果を重視...
『10+1』 No.25 (都市の境界/建築の境界) | pp.16-21
[現代住宅研究 6-2]
だれもがそれに制限されざるをえない習慣に心をひかれます。それは、私たちが抗いながら仕事をせざるをえない身体性というものを示している。イメージの記憶を活性化するうえで、なぜ絵画がこれほど力をもっているかといえば、それは、絵画がこうした身体性をなくすことがないからだと思います。 (…中略…) 私にとって習慣とは、凡庸なもの...
『10+1』 No.23 (建築写真) | pp.23-28
[現代住宅研究 1-3]
1 斜面に建てるということ 基本的には平らな床を作りだすことを前提としている建築にとって、斜面はやっかいな代物である。基礎や土台など、水平を指向する建築の技術のあらわれは、平地ならば地面の水平性と見かけ上重なってしまって、あまり突出した存在ではないのだが、斜面の場合はその勾配によって地面から引き剥がされ、あらためて建築...
『10+1』 No.18 (住宅建築スタディ──住むことと建てることの現在) | pp.107-110
[フィールドワーク]
スキャンデータあり 未アップ...
『10+1』 No.35 (建築の技法──19の建築的冒険) | pp.165-178
[図版構成]
スキャンデータあり 未アップ ...
『10+1』 No.29 (新・東京の地誌学 都市を発見するために) | pp.101-116
[現代住宅研究 1-2]
1 敷地に住宅を配置するということ 一敷地一建物の原則があって、隣家と防火壁を共有しない現代の日本では、庭付一戸建が最も一般的な住居の形式であり、そのヴァリエーションは、敷地に対する建物の配置のされ方に集約されている。しかし、変形、傾斜、狭小といった特殊な敷地でもない限り、配置が建築の問題にされることはあまりない。とく...
『10+1』 No.18 (住宅建築スタディ──住むことと建てることの現在) | pp.103-106
[現代住宅研究 6-3]
動かない建築の動く部分 常識的に言って、建物は地面に固定されて動かない。しかし全体は動かないにしても、建物は必ずいくつかの動く部分を持っている。異なる部屋どうしや内部と外部を繋ぐ建具は、そのなかでも毎日つき合う身近なものである。建具は自分で手に触れて動かし、身体をすり抜けさせるという意味で、建物の中でも特にインタラクテ...
『10+1』 No.23 (建築写真) | pp.28-31
[現代住宅研究 4-1]
明確な部屋として仕切られてはいないが体がすっぽりと納まるような場所を主にアルコーブと呼ぶ。これよりもう少し小さく、分厚い壁を抉り込んだ飾り棚ぐらいのものはニッチと呼ばれる。これらは建物に作り付けられていて、持ち運びができないという意味で家具以上の存在であるが、扉や壁によって明確に閉じられていないという意味では部屋以下で...
『10+1』 No.21 (トーキョー・リサイクル計画──作る都市から使う都市へ) | pp.21-25
[現代住宅研究 4-2]
東京の空は白っぽい。沖縄やアンダルシアで見た空は群青色だった。空も場所によって随分違う。空 の色は旅の印象をも決定する。でも、建築のデザインの相手として見るならば、むしろ空というのはそういった場所の違いを超えるもののひとつかもしれない。 建築で問題にされるコンテクストが、ローカルな周辺環境や歴史的な連続、変化に目を向け...
『10+1』 No.21 (トーキョー・リサイクル計画──作る都市から使う都市へ) | pp.25-29
[現代住宅研究 3-3]
住宅の内部での生活は、ずっと動き回っているのでもないし、ずっと留まっているのでもなく、その両者が混ざりあった状態にある。だからどんな家にも、動く人に邪魔されずにいられる場所と、ほかの人の邪魔にならずに移動できる場所ができることになる。部屋や廊下というのは、そういう区別が物理的に固定されたひとつの例である。でもそういう整...
『10+1』 No.20 (言説としての日本近代建築) | pp.25-33
[現代住宅研究 5-3]
安藤忠雄による《住吉の長屋》は、木造長屋にコンクリート打放しの箱が挿入されたものである。裸の構造体であるコンクリート打放しの壁によって、周辺環境の影響を蒙らない内部を確保するという主張が、この住宅を説得的なものにしてきた。しかしある建築的な特徴の連続や協調の中に、その場所の建物による社会性を見ることができると考えた場合...
『10+1』 No.22 (建築2001──40のナビゲーション) | pp.39-43
[論考]
二〇〇〇年以降、東京の都心部では高速で大規模な開発が進み、湾岸地区ではタワーマンションが、バイパス道路沿いにはメガショッピングモールが、それぞれ大量に建設されて...No.29、INAX出版、二〇〇二、所収)に添えられた塚本由晴のコメントについては、「建築論の都市社会学...
『10+1』 No.49 (現代建築・都市問答集32) | pp.94-95
[建築を拓くメディア]
本稿が活字になる頃にはすでに開幕しているはずなのだが、「愛・地球博」(以下愛知万博)が一向に盛り上がる気配を見せない。スタジオジブリが「トトロ」の民家を再現する...使して、近年活躍が目覚しい畠山直哉の写真や塚本由晴の住宅を鮮やかに解釈してみせた。『レイアウ...
『10+1』 No.38 (建築と書物──読むこと、書くこと、つくること) | pp.144-145
[論考]
一 まなざしの送り返し 一九六〇年代前半から勃興しはじめたデザイン・サーヴェイが、保存の問題や設計リソースの収集という「有効性=有能性」を保持していたのに対して...ルな笑いの対象とした。貝島桃代+黒田潤三+塚本由晴『メイド・イン・トーキョー』(鹿島出版会、...
『10+1』 No.44 (藤森照信 方法としての歩く、見る、語る。) | pp.108-119
[翻訳]
『The Architectural Review』(二〇〇六年九月号)のこの記事は、第一〇回ヴェネツィア・ビエンナーレ国際建築展アルセナーレ会場の主要展示で取...に規制されることはけっしてない。 貝島桃代+塚本由晴 東京一円の現在の人口はおよそ1260万である。...
『10+1』 No.45 (都市の危機/都市の再生──アーバニズムは可能か?) | pp.138-159
[鼎談]
リバタリアニズムと不可視のマンハッタン・グリッド 柄沢祐輔──まず始めに討議の前提を少し話してから本題にスライドさせていきたいと思いますが、二〇〇一年以降、東京...・イン・トーキョー』(貝島桃代+黒田潤三+塚本由晴著、鹿島出版会、二〇〇一)がありますよね。 ...
『10+1』 No.47 (東京をどのように記述するか?) | pp.62-75
[鼎談]
建築と書物の親和性 永江朗──「建築家はどのように書物と関わるのか」というのがこの鼎談のテーマです。最初に素朴な感想をもうしますと、芸術家のなかで建築家ほど書物...なヴォキャブラリーを使うケース──たとえば塚本由晴さんが「アフォーダンス」に関心があったり、...
『10+1』 No.38 (建築と書物──読むこと、書くこと、つくること) | pp.54-70
[日本]
1951年北海道生まれ。83年、コロンビア大学修士課程修了。83−89年、アイゼンマン・アーキテクツに勤務。91年、丸山アトリエ設立。芝浦工業大学、東京家政学院...その態度は、多くの現代日本の建築家、例えば塚本由晴のようにデザイン・プロセスから立ち上がった...
『10+1』 No.22 (建築2001──40のナビゲーション) | pp.170-171
[キーワード]
連続と切断の言語風景── 1990年代の都市と建築をめぐって 南泰裕 たったいま終わりを告げたばかりの、1990年代の都市と建築を切り出して、「何かが確実に変わ...である。「勾配」に言及した建築家のひとりに塚本由晴がいるが、地面の「勾配」はとりわけ建築にと...
『10+1』 No.19 (都市/建築クロニクル 1990-2000) | pp.68-87
[都市/テクスト]
都市記号論を超えて 一九六〇年代にK・リンチやR・バルトが都市記号論を準備し、七〇年代にコンテクスチャリズム論が語られ、八〇年代は学際的な都市テクスト論が興隆し...むと考えているようだ。篠原一男、坂本一成、塚本由晴+貝島桃代らの東京工業大学の系譜は、消費社...
『10+1』 No.19 (都市/建築クロニクル 1990-2000) | pp.112-115
[日本]
1962年生まれ。写真家。84年、日本大学芸術学部写真学科を中退しライトパブリシティ入社。91年の退社後、ロンドンに滞在。帰国後、広告写真や雑誌などで活躍する。...を執筆する貝島桃代、および貝島のパートナー塚本由晴、ヴェテランでは坂本一成、伊東豊雄たちであ...
『10+1』 No.22 (建築2001──40のナビゲーション) | pp.168-169
[ラディカリズム以降の建築1960s-1990s 6]
野蛮ギャルドの住宅 それは大地に「映える」のではなく、大地から「生える」建築だった。数年前、建築史家の藤森照信氏が設計した《神長官守矢史料館》を見に行ったとき、...位置づけたのは偶然ではない。また今日では、塚本由晴+貝島桃代らによる「メイド・イン・トーキョ...
『10+1』 No.18 (住宅建築スタディ──住むことと建てることの現在) | pp.205-216
[トーキョー・建築・ライナーノーツ 2]
ペットということ ザ・ビーチ・ボーイズのアルバム『ペット・サウンズ』、そのライナーノーツには、このタイトルの二つの意味が書かれている。 ひとつはペットによる音楽...ト建築 羽田、代々木上原、 中原街道 撮影=塚本由晴巨大ペットの飼い方 それじゃあ、大きな建築は...
『10+1』 No.19 (都市/建築クロニクル 1990-2000) | pp.32-34
[大阪]
都市連鎖とは 我々は都市の本質的な性格を「液体」と考えている。時代や社会、そして物質的存在ゆえの性質といったある枠組みの中で制限されつつも流動するイメージとして...ズ」を個別的に扱っているが、この点において塚本由晴+貝島桃代+黒田潤三『メイド・イン・トーキ...
『10+1』 No.30 (都市プロジェクト・スタディ) | pp.56-76
[福岡]
福岡リビングコンディション 「福岡リビングコンディション(以下FLC)」は、第二回福岡アジア美術トリエンナーレ二〇〇二に招待されたアトリエ・ワンと九州芸術工科大...ンのプラットフォームになっている。加えて、塚本由晴氏には、過去五年程、九州芸術工科大学の設計...
『10+1』 No.30 (都市プロジェクト・スタディ) | pp.156-171
[論考]
ニュータウンに行くと感じることがある。それは、これは建築のロマンなのか? 土木のロマンなのか? それとも政治のロマンなのか? ということである。そんな問題のたてかた自体間違っている、それはすべてにとってのロマンなのだと自分に言い聞かせてみるのだが、やはり納得できない何かが残る。特に海浜部の埋立地に建設されるニュータウン...
『10+1』 No.01 (ノン・カテゴリーシティ──都市的なるもの、あるいはペリフェリーの変容) | pp.67-75
[1990年代以降の建築・都市 6]
九坪ハウスという現象 二〇〇二年一〇月一二日、TNプローブにおいて「九坪ハウスシンポジウム二〇〇二」が開催された。これはBoo-Hoo-Woo.comが仕掛けた...ったわけではない。筆者が知見したなかでは、塚本由晴が似たようなアイデアを持っていた。建築家が...
『10+1』 No.30 (都市プロジェクト・スタディ) | pp.184-193
[スキマ学会通信 1]
私の家の窓から右隣の家の窓が見える。窓は微妙に半分くらいずれて、右に開けたときは壁が見え、左に開けたときは窓が見える。窓と窓の距離は手をさしのべて隣の窓を開け挨...せば、どこにでもスキマは立ち上がる。 塚本由晴(建築家、東京工業大学大学院助教授) ひとま...
『10+1』 No.22 (建築2001──40のナビゲーション) | pp.52-53
[トーキョー・建築・ライナーノーツ 3]
世界にあるたくさんのスポーツ。オリンピック競技になっているだけでも夏期冬期合わせて四二あまり。そのなかには、近年登録されたばかりの比較的若いスポーツもある。けれ...ー・オリンピックも夢じゃない。 註 ★一──塚本由晴「空白恐怖症の東京」(磯崎新監修、田中純編...
『10+1』 No.20 (言説としての日本近代建築) | pp.40-42
[別種の自然 4]
私にとって「建築」の原体験は、父の建てた倉庫である。周知のように、倉庫というのは、四角いだけの、モノを納めるためのみの建築である。それ以上でもそれ以下でもない。...く感じられる、奇妙なブツであった。 先日、塚本由晴氏・貝島桃代氏とAさん邸宅の設計に関して会談...
『10+1』 No.35 (建築の技法──19の建築的冒険) | pp.30-31
[ポストモダニズムと建築 7]
ローマ帝国の崩壊とともに失われた古典建築の伝統、その廃墟を横目に見ながら建築をゼロから始めたロマネスク期の建築、そんなコントラストが近代建築と現代建築の間にもあ...く知られているものではないだろうか。例えば塚本由晴と西沢大良による『現代住宅研究』(INAX出版、...
『10+1』 No.38 (建築と書物──読むこと、書くこと、つくること) | pp.30-31
[論考]
このところ東京都心部では、「東京ミッドタウン」や「新丸ビル」等、大規模再開発による大型商業施設が続々とオープンしている。経済構造改革と連動した「都市再生」と呼ばれる一連の政策によって、東京都心では二〇〇〇年以降の七年間で二〇〇棟もの超高層建築物が建設されたという★一。かつてはランドマークとして機能していた東京タワーも、...
『10+1』 No.47 (東京をどのように記述するか?) | pp.76-84