2024年11月⑤

司会進行役の現校長が「ありがとうございます。報告書できちんとやり取りはしてきたんですが、今直接お話を聞けて、そういう思いが調査書の行間に入っていたんだなっていうふうに本当に感じることが出来ました。私達新しく来たスタッフも、これで終わりということではなくて、しっかりと引き継ぎながら、保護者の思いをしっかりと受け継ぎなから、これからまだこの卒業までの期間お子さんが安心して安全に学習や生活ができる環境作りや、それからおうちの方と素早い連絡などを通してより良い学校生活を作るようにしたいなと改めてお話を伺って感じました」と言葉がありました。

 

そして前校長。

「先ほど責任ということもありましたので、本当にまずコンパスさんには学校のいじめの対応によって多くの不安であったりだとか不信を与えてしまい、本当につらい思いをさせてしまったということは本当に前校長として本当に申し訳なく思っております。先ほど詳しくお話をしていただいたところで、やはり私が校長として、責任ある立場として、保護者に積極的に連絡をしたり相談をしたり、迅速に対応したりっていうことを怠ったばっかりに大きな不安だとか、不信を与えてしまったというところは本当にそこの責任の部分は当時の校長として本当に責任を痛感しております。申し訳ございませんでした。今後については私今別の学校で勤務しているということもあって、本来であればこの責任は私の責任においてお子さんの成長を見守ったり、指導支援に全力で努めなければいけないところですがそれも叶いませんので、そこにつきましては現校長先生、現職員へお願いすることをお許しいただくしかないとは思います。ただ私先ほど教育者としてのプライドであったり責任というところがありましたので、私今回の件をしっかりと、これがコンパスさんに直接帰っていくということではないのが本当に申し訳ないところではあるんですが、私自身ももう1回しっかりと教育者として向き合って、今勤めている学校の子供たち、保護者のために一生懸命やることしかと責任いう部分では、あとは教育委員会の方にも調査書入ったりだとかっていう話は聞いてますので、その辺についてはまたしっかりと真摯に受け止めながらやっていきたいと思いますが、まずは本当に、コンパスさんに本当につらい思いをさせてしまった、お子さんにも本当に嫌な怖い思いをさせてしまったということ、前校長として本当に責任を痛感しておりますので、お詫びさせていただきます。本当に申し訳ございませんでした」という言葉がありました。

 

しかし、形だけの謝罪は謝罪されていないと同じ、あるいはそれ以下であると伝えたとおりであります。

そのため、「謝罪いただいても、過去が変わることはないって先ほど言ったとおりです。未来が変わることはあっても過去が変わるわけではありませんので、謝罪を受け入れる気持ちもありません」と伝えました。

 

それに対して「気持ちを伝えさせていくというまでです」とその後も何か言ってはいましたが、遮る形で「過去への責任が果たせないのであれば、こちらもしかるべき手段を取るしかないと思っています」と返しました。

何もせず謝ればいいと思うなよと。気持ち?伝わるわけないでしょう。1人気持ちよくならないでいただきたい。というのが率直な感想でした。

 

現校長が、今日はこんなところでよろしいでしょうか、と言うので、責任が果たせないのであれば仕方ないですね。責任取っていただけないんですもんね、と吐き捨てるように言いました。

 

これまで現校長に対してはそこまでネガティブに思っていませんでしたが、この前後でこの校長も結局何も出来ないのだな、と思いました。

 

「責任を取るというところの内容についてお伺いをしてもよろしいですか?」と聞かれました。

これは一体どういうことなのでしょうか。

 

「責任を取るというのはこういうことなのではないかっていうことを伺いたいです」

 

公務員故なのでしょうね。

責任の取り方がわからない、決定権は自分にはないということでしょうか。

自分たちでここまでなら出来るということを考えもせず、なんでも人に聞くんだな。

あって欲しくはないですが、もし同じような子が出てきた時に、ここまでなら出来るというラインがあれば学校側も目安にもなるし、その子もご家族もひとつ安心出来る材料になりませんか?

でもそれは、学校側が考えなくては意味の無い事です。

 

「言ってもいいですけど、言ったらそれ絶対やっていただきますよ。先生たちご自身で考えられないのであればこちらが申し出てもいいですけど、申し出た以上はそれを絶対叶えてくれるというのであれば申し出ます」と伝えましたが、どう答えていいかわからない、と困り始めてしまいました。

 

無言が続くので、「謝罪はもう聞き飽きています。今後これで終わりじゃないですというのも、もうたくさん聞いて、今後どうとか、そういうのはもう当たり前の話ですよね。そうじゃない。私達はずっとされたことに対して要求しているわけです」と伝えます。それでも無言が続くので、

「何でも謝れば済むんですか。苦しんだ側がずっと苦しんで、してきた側は謝ったらそれで終わりですか。それこそ強い人の勝ちですよね、そんなの。子供の喧嘩とかいじめもそうですよ。謝ったもん勝ちじゃないですか。どんなにひどいことをされても、謝ったらそれで許してあげましょうなんですか。許せない方が悪いんでしょうか」と伝えます。それでも尚無言です。

「再三言ってきましたよね、今まで何回も何回も言いましたよね。どうなっていますかって何度も連絡して、対応悪い対応悪いって何度も何度も言ってきて、対応が悪いじゃないですか。だったらそれはしかるべく責任を取っていただきたいですね」と一方的に話しました。

 

するとようやく話し始める人が出てきました。教育委員会です。

「しかるべき対応と言うのは懲戒処分のことになりますでしょうか」と問われました。

 

「そうなったら納得しますよという話をこの前したと思いますが。それであれば納得しますよ。ただ別にそれを指しているわけではないです」と答えると、

「担当部署の方からはこの案件につきまして、処分を行う予定はないということを聞いております。この場を借りてお伝えだけさせていただきます」と伝えられました。

 

ハッキリしたのは、やはり誰も罰を受けないということです。

市の教育委員会の懲戒規定には「児童生徒間のいじめに対し適切な対応がなされなかった」場合は戒告処分となっています。

今ここでイラッとさせるなというのが正直な感想です。

 

次に続きます。

 

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