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ブタよブタよ!ブタさんよー!

2023年08月28日

土曜日に、当院の研修医、若手外科医と共に、摘出ブタ肺を利用した、肺葉切除トレーニングを実施しました。その名も
「飛騨 呼吸器サージカルセミナー」!
朝の10時から、夕方まで、摘出された子豚の心臓.肺を肺がんの術式に沿って切除するトレーニングに明け暮れました。
ええ、とっても疲れましたよ。でもね、若手のまだまだ修練中の医師が患者さんの肺血管を触ることはできませんので、こうしてトレーニングに日夜励まなくてはならないのです。
トレーニングには、臓器などを使わないドライラボから、このように摘出された動物の臓器を使ったウェットラボ、そして実際に生きている動物の臓器を摘出する、アニマルラボなどがあります。これら様々なトレーニングを行い、最終的な患者の手術を実際に執刀することになります。
明らかにトレーニング不足の場合には、すぐに執刀は中止し、執刀医交代になります。
当院ではまだ小生以外は、肺の解剖学的な切除手術(肺葉切除など)を、していただいてませんが、いずれ若手の先生にも、してもらう日が来るかもしれません。それまでに深い修練としつこい学習の日々が続きます。

  
Posted by ChestSurgeon  at 21:55 │Comments(0) │肺癌治療