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君は、「砂の器」を見たことがあるか?

2021年01月27日

写真は先日、出かけた神岡のフレンチレストランです。
なかなか、幼児を連れてビストロとか行きにくいので、1日1組しか食べに行けないこの時期を狙って、食べに行ってきました。
コロナがなかったら子連れでは行けませんね。周りのお客に思いっきり迷惑かけますから。
めちゃくちゃ美味しいです。車の運転のためにワインが飲めなかったのが非常に残念ですが、"諸君脱帽"です。初めての珍しいジビエもいただけました♪
お腹いっぱいで、苦しい思いで帰ってきました。
さて、新型コロナも高山はピークを過ぎたと思ってますが、皆さん、砂の器という映画、見られたことあります?主演は加藤剛 そして森田健作、丹波哲郎、なんと渥美清までちょい役で出てきます。すごく豪華なキャストです。また、主人公の子供時代の子役がすごくいい。
何度かテレビドラマとしてリメークされたこともあるはずですが、小生はこの映画をビデオで見直すたびに泣いてしまいます。まるでパブロフの犬です。
どこで泣くかって?
そりゃあ、主人公の親子が、故郷を出て美しい日本の風景を旅するところで、もう号泣です。
行く先々で、たいそう辛い目に遭うわけです。ええ。
そういうわけで、この時期にぜひ見ていただけたら、感染症患者に対する、偏見がいかに残酷なものか、ご理解いただけるのではないかと思います。
  
Posted by ChestSurgeon  at 18:59 │Comments(4) │新型コロナ

がんばれ!生徒諸君!

2021年01月27日

クラスターとか言われて、きっと寂しい思いしてませんか?
ずーっと、狭い病室に閉じ込められて、急に感情的になったり、弱気になったりしませんか?
なんとなく、後ろめたい気分になってませんか?
そんなふうに感じるのは、当然のことだろうなと思います。大切なことは、誰も悪くないってことなんです。
まあ、猫でも見て、なごんでほしいものです。
たくさんの人が影ながら応援しています。
外の空気が思いっきり吸える日はそれほど遠くないと思います。
この猫のように、四角いものに入れば、いったん四角くなれば良いのです。カゴから出れば、すぐに元通りになりますから。  
Posted by ChestSurgeon  at 17:57 │Comments(0) │新型コロナ

燃える乗鞍

2021年01月22日


晴れた日が続きました。夕方に病院からはご覧の通りの、オレンジに染まる乗鞍が見られました。
ありがたいことです。
緊急事態宣言下ですが、当科は悪性腫瘍手術や緊急手術は継続しています。病棟、外来でもフェイスシールド装着しながらの診療で、かなりやりにくく、少しうんざりしてます。
新型コロナ患者の市内の発生はかなり下火になってきたと思います。また、発生源も同定されており、2週間の患者ゼロが達成できれば、飛騨地方での封じ込めに成功したと胸を張っていえるのではないでしょうか。あと少しの気がします。
濃厚接触者でなくとも、軽度の接触者でも感染は起こりうると認識しています。もし、心当たりのある方は、発熱したらかかりつけへの、早めの受診をおすすめします。
凄まじい自粛圧力のため、飲食店、宿泊、観光業は影響を強く受けていると思います。通常の商店も売り上げ落ちてると思います。
でも、クラスター終息宣言出たら、ひっそりと外食や買い物に行くつもりです。新型コロナウイルスがいない町ならば、お出かけしないと損ですからね。もちろん他の地域からの、持ち込みリスクは常にあるんですが。
乗鞍の色を見ていて、先が見えてきたような気もして、なんだか明るい気分になりました。
  
Posted by ChestSurgeon  at 19:08 │Comments(0) │新型コロナ

われわれは、カナリヤなのか?

2021年01月14日

紅葉の北アルプスです。昨年の11月頃、上高地で見た景色です。当時の上高地は人も多く、Go to travelキャンペーンもあり、それなりに人が多かったと、記憶してます。
当時は、第2波が自然と収束するかに見えつつも、患者数が減らないまま、第3波が始まっていた気がします。あの頃に、多くの人が潜在的な感染者としてウイルスを全国的にシャッフルしてたのだろうと、今ではわかります。わざわざ、愚策により、第3波の下地をせっせと作っていたのは間違いありません。

昨年の第1波から、病院としては、発熱外来棟の増設、新型コロナRT-PCR 機器の購入などが進められていましたが、現在、それなりに機能していると思います。行政の補助、有志の方々の御寄付に感謝してます。

しかし、緊急事態宣言に関しては、かなりフリーな印象ではあります。自由主義、リベラルな国なので当然かもしれません。
飲食店は開いてますし、移動は自粛は頼み。各地で成人式は行われるし、イベントも開催されてますし、力士に感染者が出ようが、あいかわらず大相撲の初場所も開催されています。他のスポーツの試合も行われています。
小出しの政策の逐次投入を行うつもりのようですが、ちぐはぐです。
その間もいわゆるエッセンシャルワーカーは、仕事の現場に立ち続けます。警察署は、お巡りさんがひしめいています。救急隊は、発熱患者と同じ車内にいます。飲食店や小売サービス業の従業員は、誰にでも接客もします。病院の看護師は外来、病棟で常に密になりながら仕事をしてます。町のクリニックには、熱発患者が常に来院されてると思います。保健所の職員は、感染者の周囲と接触します。そして、学校の生徒、教員も。今更、寮を閉められたらかえってまずいだろうと。
テレワークとか、耳障りの良い言葉は、我々には関係ありません。常に感染のリスクにさらされ続けています。
知事選挙で、各候補の新型コロナ対策について拝見しましたが、失望しかありません。

#県立の病院を転用して、新型コロナ患者を、集中的に治療する病院を、作る。
#市町村ごと、町ごとに自宅待機、移動制限を指示、支援できる条例を、制定する。
#濃厚接触者に限らず、感染者の周囲を幅広くRT-PCR 検査を、実施する(ための検査体制を整備する)。
#飲食店は基本的にテイクアウトのみ使用可能とするよう、補助金の条件を、厳格化する。
#集会、試合、イベントは、計画段階からの許可制度を、条例で確立する。

これくらいのことは、実施の可能性はともかくとして、方針として打ち上げるべきだろうと思います。
法的に問題があることはわかりますが、我々が求めているのは、強力なリーダーシップと早期の収束です。1ヶ月での収束を目指すなら、より強力な戦力投入を一気に行う方が、効率いいのは明らかです。
いずれ、我々エッセンシャルワーカーの感染者が高山でも増えてくるでしょう。選挙をやってる人たちは、我々のことを危険が近づいてきたときの、カナリヤ程度に思っているのかもしれません。しかし、倒れたカナリヤたちは、国、県、市町村の行政を恨むかもしれません。  
Posted by ChestSurgeon  at 12:03 │Comments(0)

おせちもいいけど、雪かきもネ!

2021年01月06日

今年のお正月は、雪が積もってるお正月でした。嬉しいです。嬉しくて、雪かきをしたり、子供と近所でソリ遊びをしたり楽しめました。スキー場に行かなくても近所でそり遊びができるのって素晴らしくないですか?!
写真は、某アニメ映画の舞台の一つ?と言われてる神社です。どこぞの三種の神器をいただく名古屋市内の神社は、新聞などではスゴい人出だったようですが、こちらは静寂でした。受験生を連れて行きましたが、参道は凍っていて、足下は滑りやすかったため、入試的には難所だったかもしれません。境内には、参拝者は少なく、非常に静かでした。初詣の人出がこれほどすくないとは。某政治家に言わせれば、飛騨の民度は違う!!(ドヤ)とでもいうことでしょうか。人口密度が低いだけかもしれませんが。
さて、神様にお祈りした甲斐もあり?今年も無事に新型コロナの影響も落ち着いてきて、なんとか、当院でも、年初から予定手術を開始できるようになりました。今後、院内感染などがなければこの状態を維持していけると思います。これもひとえに、神様のみならず、飛騨の方達が、感染を広げずにいてくださったおかげと感謝しております。
しかしながら、岐阜県全体では、患者の発生数も多く県総合医療センターの救急も止まってしまいました。また、飛騨地方の患者さんも再び犠牲者が出てしまいました。
これまでで、飛騨地方の発症患者から、わかっていることは、1) 高齢者が発症すると、重篤化する。2) 高齢者が発症した時点で、既に家族には感染がほぼ成立してしまっている。3) 濃厚接触者でなくても、感染する可能性は十分ある。4) マスクをしていても、感染する可能性はある。5) 高齢者でも潜伏期間中にPCR検査を行っても、なかなか陽性にはならない。6) 若年者ではほとんど症状がなくとも感染している症例もある。CTで、異常のないものも多い。7) 基礎疾患のある人は、比較的若年でも重症化する可能性が高い。
です。
ところで、下呂市では成人式の参加者に対してPCR検査をスクリーニングとして行うとされています。
問題は、PCRの感度が70%程度と低いことです。スクリーニングとして行うのであれば、本来は、2回くらいは繰り返し行う必要があります。何人に行うのかわかりませんが、現実的ではありません。
実施するので有れば、職場やその関連したところでコロナ患者の発生があった方、飲食店やカラオケ店などのハイリスクな場所へ2週間以内に家族や本人が行ったことのある方、咳や喉の痛みなどの気道症状のある方、などに重点的に行うべきかなと思います。また、そういう方達は検査を行っても、偽陰性の可能性もありますので、こういう条件の方達は参加させない方が無難でしょうか。さらに、式典前後も長時間の会話や、宴会などに行かせないことが肝要です。
今後、飛騨地方でも、帰省した方からの感染例が出てくるかもしれませんが、身に覚えのある方達は、発熱や咳、咽頭痛 だるさなどの風邪のような症状が出てきたら、かかりつけ医師へ早めの受診をお勧めします。必要で有れば検査は行われます。経過や状況的に、疑われる方では、複数回の検査も行われると思います。
もし、帰省した家族が感染リスクの高い場所に出入りされていた場合には、職場で手洗いをこまめに行い、人と長時間、話をしないように心がけてください。新型コロナに感染した場合、症状が出たときには既に誰かに感染させているものと考えて良いと思います。
慎重な生活はしばらく必要です。  
Posted by ChestSurgeon  at 08:05 │Comments(0) │新型コロナ