背景はもう少し後で描けばいいだろうと考えていたが、手の届く範囲で安全に作業をすることを考えると、線路を敷いたりシナリーを作り込む前に作っておいたほうが良いだろうということになった。
アメリカではメソナイトという素材を使っているケースがYoutubeでも確認されたが、日本で同じものが確認できなかったので、34年前の作品と同じくスチレンペーパー3mm厚を使うことにした。
今回背景を描くのは、現在線路を一部敷いて、かつ奥行きの深いところだ。今回は山の稜線以外にも雲を描いて遠近感を付けたいと考えていた。 その作成方法を教えてくれたのが、こちらのYoutubeビデオである。
ウチでも同じように、ホムセンのシリコンアクリル系塗料から水色と白を買ってきて、それをローラーと刷毛で塗ってゆく工程を採った。
空は水色の塗料を背景の上からローラーを左右に動かしながらほぼ下端まで塗ってゆき、水色塗料が乾かないうちに引き続き下端から白を刷毛を使って左右に動かしながら情報に向けて少しずつ空色に混ぜていった。 この時に刷毛は上下の動きをしないように注意した。
作業範囲は横方向に60cmくらいにとどめて、水色塗料が乾かないうちに白を塗り、雲を描くことが大切だ。
雲は下地の水色がまだ乾いていない時にややドライブラシ的にポンポンと筆先を当てながら少しにじませるようにした 雲の上部分は太陽の光があたっているのでところどころ白をはっきりと描くが、下の方は影になるのでブラシがかすめるように薄く白を当ててゆくと、下の水色が透けて見えて影のように見える。 これで立体感が出てくるわけだ。 場所によっては白にわずかにグレーを混ぜたものでレタッチしてもいいかもしれないが、今回はそこまでは試していない。
コメント