• シナリー作成の教科書になった2冊
    前作のレイアウトを作るときに大きく影響を受けた本が2冊ある。Realistic model Railroad SceneryとModeling The Clinchfield Railroad in N Scaleだ。ともにアメリカのKALMBACH社の出版である。1980年頃だったと思うが、機芸出版社がTMSにずっと広告を掲載し続けていたレイアウトの作成方法をまとめたものであり、実際にレイアウト上で情景を表現してゆくにあたって大きな影響を受けた本だった。岩の凹凸の下側はブルーを混ぜたも...
  • 群馬でレイアウト資料集めの取材
    川場村には縁があって年に数回ゆくのだが、今回はその往き帰りのほかに資料集めを中心にした活動をした。 Nゲージレイアウト前作(TMS87年4月号に掲載)においてモチーフの一部となった利根川中流域、駅でいうと渋川から水上湯檜曽あたりまでの開けたところや利根川を渡る橋、そして河岸段丘を縫うように走る部分などを画像として取り込んだ。 普段は車で通りながら見ている上越線もレイアウトを作る視点で見始めると、線路と自...
  • ミニジオラマのイメージを描いてみる
    ミニジオラマ 以前ならセクションと呼ばれていた類いだ。 まずはスケッチから。こんな風景だなというものをつらつらと描いてゆく。 スケールや所定の面積にきっちり収まるか否かにあまり縛られないで描いてみる。斜めから見たパース的なものと、ある程度寸法が把握できる平面図的なものを描いてみた。平面図は1/1なのであまり描き込みが少ないと間抜けに見えてしまうが、それはその部分のアイデアがまだ具象化できていないとい...
  • レイアウトで表現したいもの
    目指すレイアウトの内容としては、時代的には、昭和45年から50年頃までの蒸気機関車がなくなってきた頃の国鉄風景的には、好みのシーンとして… 上越線の利根川中流域 東海道線の金谷周辺茶畑 緩いカーブホーム まだ残っている蒸気機関庫季節は梅雨前の夏可能であれば、小私鉄の折返し単線や複々線私鉄も加えたい一方で、レイアウト全体が駅や操車場にならないように、列車1編成あたりの最大両数を10くらいにしておくことや、前...
  • レイアウトで何をしたいのか?
    実在感のある風景の中で、好きな車両を走らせ、ニヤニヤする自分を楽しみたい… それが、レイアウトを作るなかで目指すところだ。 嬉しいことに、鉄道模型の手を休めていた30年の間に、ジオラマ作成の材料は豊富になり、表現力の素晴らしい作品があちこちで発表されるようになった。 やっと場所もとれ、時間も少しづつできるようになった今、まずは習作を造ってみることにした。 そのなかで、小さいスペースながらも、次のこと...