Kengo's blog

Technical articles about original projects, JVM, Static Analysis and TypeScript.

2024年の振り返りと2025年の抱負

2024年終わりました。仕事の面では医療系スタートアップに転職してから3年目に突入、より混沌としてきています。子供も心身ともに大きくなってきていて、自らの加齢を感じることも増えてきました。人生ですね。

さて今年のトピックはだいたいこんなところ↓だと思うので、掘り下げていきます。

  1. 情報処理安全確保支援士試験に合格した
  2. 勤め先でDevelocityを導入した
  3. 技術書典に合同誌を出した
  4. OSS活動を休止した

情報処理安全確保支援士試験に合格した

こちらは独立した記事を書いたのでそちらを参照ください。昨年の医療情報技師に続けての資格取得でしたが、転職前は資格試験から距離をとっていたこともあり、とても新鮮な体験でした。

来年は新たな受験ではなく、資格を仕事に活かす方向でのキャッチアップと発信を心がけていきたいと考えています。

勤め先でDevelocityを導入した

私の勤め先である株式会社ヘンリーはサーバサイドKotlinを推しており、もちろんサービスの開発でも活用しています。この夏に私もモノレポ化について発信していました。

Kotlinプロジェクトのモノレポ化には大きな恩恵がある一方で、増えるコードやテストケースのコンパイルならびにテスト実行をどう高パフォーマンスに行うかという壁があります。この解決にはGitHub Actions workflowの最適化も有効ですが、勤め先ではそれにあわせてGradle社が展開するオンプレサービスであるDevelocityの導入と運用を手がけました。実際有効なので、今後もサーバサイドKotlinを盛り上げる一環に情報を発信していきます。

技術書典で合同誌を出した

前述のDevelocityをはじめとした各種工夫を盛り込んだ本を勤め先の有志で作成し、技術書典に出しました。Re:VIEWでの執筆は初体験でしたが、なかなか好評だったようで良かったです。

GitbookやSphinx、zennなどとはまた違った書き味で面白く、また書いてみたいと思っています。

OSS活動を休止した

ちょこちょこGradleプラグインや自作RDBMSを書き溜めたり、仕事で使っているツールの不具合修正のためのPRを送ったりはしているのですが、実質的にOSS活動は止まってました。

狙ってそうしたというよりは、他にやりたいことがあるので結果的にそうなったという感じで、まぁそういうこともあるのかなという所です。来年もおそらくこの状況が続くと思われます。

2025年の抱負

まだ決めきれてないですが、来年はこんな感じにしようと思っています:

  1. 技術書典に個人で出展する
  2. マネジメントスキルの棚卸し

技術書典の出典には、既刊のMaven本にあわせてGradle本を書き下ろしたいと考えています。Gradleの本って、商業でも同人でもほぼないんですよね。Gradle 9対応で出せれば唯一無二の日本語本ということになりそうです。ただ1人で書ける量には限度があるため、全ての概念を1から教える初心者本ではなく触ったことのある人がステップアップするための本に特化するつもりです。

 

マネジメントについては今年もProduct Managementの真似事はやっていたものの、意図的に距離をとっていました。ICとしての勘や実績、自信が欲しかったのもありますが、何よりもPeople Managementで燃え尽きてしまったのでやりたくなかったんですよね。

People Managementは正直今でもやりたくないですが、充分に休息は取れたのでそろそろ今できることの再確認と古びたスキルの手入れをする時期かなと思っています。Project ManagementやProduct Managementを中心に据えつつ、必要なことをやっていきます。

来年もよろしくお願いいたします

今年は14記事と、昨年の20記事よりは少なくなりました。年間を通じて時間を作ることが難しく、なかなかタフな1年でした。来年もこのへんはあまり変わらない気はしますが、ちょいちょい書いていければと思います。引き続きよろしくお願いいたします。