JUNSKY blog 2015

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「本八日未明+1集会」

2006-12-09 22:53:06 | æ†²æ³•
   (ちょっとピンボケで済みませんが中国残留孤児のみなさまの太極拳の披露です)

昨日の記事にも書きましたが、今日午後1時から九州大学六本松キャンパスで、市内九条の会合同企画のイベント
「本八日未明+1集会」
が開催されました。

この集会には、中国残留孤児(みなさん70歳前後ですが)の皆さんも参加し、太極拳の数々を披露されると伴に、政府によって、敗戦時と帰国妨害で2度も棄てられた事実を短時間ながら切々と訴えられました。

これについては改めて別の機会に御紹介します。

続いて、九州大学名誉教授の藤井哲さんより「第2次世界大戦における日米の技術の違い」と題して、約1時間の講演がありました。
前半は、戦争当時の生活状況を思い出深く回顧。
中盤では、日本軍部の馬鹿げた戦い方をエピソードを交えて展開。
後半に日米の技術的相違についた説明されました。

最後に九州大学同窓生9条の会・事務局の榊山氏が、「日本国憲法は押し付けられたか?」と題して、1945年12月に鈴木安蔵を始めとする「憲法研究会」が、国民主権と象徴天皇制を明確に位置づけた「憲法要綱」を発表していたこと。
また、そのルーツが植木枝盛の「東洋大日本国国憲按」にあることを報告。
チャップリンの「独裁者」、ジョンレノンの「イマジン」、ベートーヴェンの「第九」交響曲と日本国憲法の共通性をさまざまなブログを紹介しながら指摘しました。
最後に憲法第12条の「国民の不断の努力によって」憲法は守られなければならないことを強調して終わりました。

教育基本法が国会で重大な局面を迎える中で、時機に叶ったイベントとなりました。

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開催結果のお知らせありがとうございます。 (つの豊臣)
2006-12-09 23:44:21
参加できなくて申し訳ありません。街頭演説を2000回に到達させるためでした。この件はTBします。
藤井先生と榊山さんのお話は聴きたかったものです。
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Unknown (日本国憲法擁護連合)
2006-12-10 05:46:16
紅い扇子と赤と白のチャイナ服がなんともいえませんね。大極拳といえば、人民服というイメージがありますが、そのイメージを覆すような、扇子と赤と白いチャイナ服のいでたちしはびっくりさせられました。イメージはいかに歪んだものかはっとさせられました。扇子とあまりにも神々しい赤と白のチャイナドレスのせいで、大極拳というよりも、中国舞踏にみえてしまうのも、大極拳の風景のイメージを刷り込まされてきたものが吹き飛ばされたからでしょうか。話題を憲法に絞りますが、「憲法研究会」の案がもとになったのは事実ですので、「押し付けられた」などという反動どもの主張はデマであるのが重要です。彼ら反動の案がけられたことが憎しみになっているということではあるでしょう。私はちなみに、野坂氏が提出した、日本人民共和国案は嫌いではありませんが、自衛権を含んでいたり、吉田茂との論争で野坂氏は自衛権を主張した過去は批判的にみています。重要なのは、日本の国家権力者たちが、9条と99条を覆す策動をしてきたことです。つまり憲法違反を自らおかしてきた国家権力は、憲法遵守規定を自らやぶって改憲を主張してきたわけです。いわば、右翼クーデターを政権側がしかけているわけです。近代憲法概念では、憲法を守らない政権は主権者である市民が打倒して当然ですから、改憲を主張してきた政権は打倒されるべきだと考えます。参院選挙できっちりと審判をつけましょう。三分の一の改憲反対派を国会に送ると同時に、民主党には改憲賛成とはいわせない闘いをしたからつくっていきましょう!
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コメント・TBありがとうございます。 (JUNSKY)
2006-12-10 19:31:37
つの豊臣さま
「日本国憲法は押し付けられたか?」では、お郷の坂本龍馬や植木枝盛が話題になり、つのさんにはたまらないお話だったと思います。

日本国憲法擁護連合さま
この集会に御参加頂いたようですね。
お名乗り頂ければ、色々とお話できたでしょうに。
残念でした。
野坂氏の論争については、詳しくは論評できませんが、当時は国連もできたばかりで現在のように力が無く(今も力があるかどうかには論議がありますが)、自衛のための軍隊を持つことは、米国やソ連・中国からの独立を保つ上でも必要とされたのではないでしょうか?まやかしの非武装が現在のような米軍に支配された「核の傘」論を横行させたようにも思えます。
 私自身は、自衛のためと言っても、侵略者に軍隊で対抗することは、結果的に被害をますます拡大し、国際的に訴える上でも説得力に欠けると思います。1968年のチェコ人民がソ連兵に花一輪をもって説得にあたったような抵抗こそが、侵略者の非道さを訴え、国際的な支援も得ることができるのではないかと考えています。反対にイラクのようなテロによる抵抗は益々国民の犠牲者を増やすことになるのは、日々証明されているところです。これらのテロが米軍の支配に口実を与えていることは自明です。

 また、この集会で藤井九大名誉教授も言っていましたが、軍隊が自国民を守ることなど殆どあり得ない、という事実を見ても武装自衛という論拠は崩れています。
 自公政権や民主党は、そういう事実を見ないで武装・自衛(自公政権では海外での米軍の支援が眼目)を声高に叫んでいるのです。時代錯誤(60年間の発想)と言わざるを得ません。
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いろいろと・・・ (日本国憲法擁護連合)
2006-12-10 21:33:46
どうもコメントありがとうございます。この集会で藤井九大名誉教授も言っていましたが、軍隊が自国民を守ることなど殆どあり得ないという一致点を私はみいだしました。おわかりとは存じますが、私はレーニン主義者wなので、そのほかについては保留します。ただ何点か私から感想をいいますと、ポツダム宣言では軍事力は完全につぶされたことと、二度とアメリカに対抗できないものとして武装解除を彷彿とさせる憲法9条がアメリカから支持されたという背景はあります。しかし、それは労働者階級の戦後革命期に対する、日本やアメリカの支配者たちの妥協の産物として形成されたものだと思っています。いわば、労働者の獲得物なのです。教え子を二度戦場へは送らない、これが労働者階級のパトスだったし、国民主権のひとつのメルクマールになったと思います。軍隊が自国民を守ることなど殆どあり得ないわけですから、自衛権もありえないと私は思います。この点で自由党の吉田茂は、自衛権をたてにして戦争に向かったことを展開して、野坂氏に反論しているのがユニークなところです。私は、日本帝国主義論とする立場ですので、アメリカから独立するために自衛権は必要だという立場ではないし、ソ連からの押しつけに対抗する自衛権という発想をもったりもしません。あと私はハンガリー革命と、ワルシャワ蜂起などを考えたいです。

イラク戦争でいえば、対テロ戦争とはキャンペーンであって本当は、石油市場獲得や対ユーロ圏のための帝国主義的強盗戦争だと私は見ており、大量破壊兵器がいつのまにか対テロに摩り替えられて戦争が行われているとみています。しかも泥沼化しているようです。アメリカブッシュ政権は対テロ合唱をキャンペーンして世界市場を戦争で独占していこうという戦略に立っていると思われますが、この戦略は破綻していくと思います。例えばアメリカの裏庭とよばれた南米では反米帝政権が相次いでいますし、ドルとユーロとの対立構造や、日本は円国際化をめざそうとするはずですから、アメリカの戦略は必ずしもうまくいかないと思います。とりあえず日本は財政危機だし、経済も本当はバブル経済のくり返しだから、本格的な回復などにはなりえない、またアメリカの軍事力が圧倒的だから、アメリカと一緒に世界市場の強奪にのっかかっていこうということでしょう。

そのための、改憲なんだと思います。すべては、戦争をやる体制にするということなんです。有事法制-日の君-教基法改悪-改憲すべて、戦後体制を覆そうというものです。それは、ノスタルジアではなく、明確に戦争のできる体制の確立を意味しているのです。ここが核心であるが、世界の流れを再び戦争というところに落とし込んでいこうとすれば、世界の人々から反対の声としっぺ返しがまっているだけでしょう。再び、アジアに戦争を撒き散らそうという動きには、日本国内から断固反対を掲げていくしかありませんね。長くなってすいません。
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残念でした (嶽村)
2006-12-10 23:28:04
参加がかなわず残念でした。貴重なお話をお聞きできる機会を是非作りたいですね。
ご苦労様でした。
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コメントありがとうございます。 (JUNSKY)
2006-12-11 01:42:13
嶽村さん

ありがとうございます。
また、そういう機会を作って頂きましたら出かけてゆきます。

今後ともよろしく御願い致します。
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