JUNSKY blog 2015

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スタンド・アップ

2006-02-05 00:23:29 | æ˜ ç”»ãƒ¬ãƒ“ュー
原題は「North Country」北国である。
DV(暴力夫)から逃れて北部の実家に帰るジョージ(女性)。
父も働いている鉱山で働き始めるが、周囲の目は冷たく父母も理解を示さない。
職場には労働組合があるが、組合員からも女が男の職場を奪っていると言う口実で強烈な差別とセクハラ(この頃はまだセクシャルハラスメントという用語もなかっただろうが)。
これにジョージは果敢に闘いを挑むが・・・
職場に居る数少ない女性もジョージに同情はしながらもますます事態が悪化するのをおそれ声が低くなってゆく。
組合の大会で発言を求めるが男たちからの冷かしと野次轟々。
その中で父親が発言させるよう助け舟を出す。
セクハラ裁判を起こそうとするジョージに賛同する同僚もなく・・・

こういう状況で自らのプライバシーも暴かれながら闘いを続ける人々が居たからこそ【セクハラ】が犯罪として裁かれる世の中に徐々に変わったきたのであろう。
最初に闘いに挑む孤独と困難と、これを超える意思の強さと不屈さを教える映画であった。
闘いなくして勝利無し。これを示す貴重な実話映画である。


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