JUNSKY blog 2015

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宝塚OGの活躍

2006-06-21 00:39:48 | ï¼´ï¼¶ãƒ¬ãƒ“ュー
少し事件を離れて、息抜きを!

私は結構宝塚ファンで、年に数回は劇場での公演を見ている。

 その中でも「エリザベート」は特筆すべき演目であった。
日本初演は、宝塚大劇場(兵庫)での雪組公演で、いまやミュージカル界を女優として席捲する <一路真輝>が男役TOPスターとして主役トートを演じた。
エリザベート役は、先ごろようやく退団を発表した<花聰まり>(一路真輝退団から10年間も娘役TOPに君臨した凄い人)だったが、これはビデオで見たのみ。
「エリザベート」は、その後昨年に至るまで各組で巡演された。
花組「エリザベート」、月組「エリザベート」は劇場で見た。
本場ウィーンでの「エリザベート」も2004年に現地で見た。

閑話休題

さて、前回の記事で紹介した、TVドラマ 『トップ・キャスター』 では、スキャンダル報道に「解雇も辞さず」立ち向かうキャスターを 天海祐希 が演じているのを紹介したが、彼女も宝塚月組の男役TOPであった。


この他にも、この4月頃から放映されている、9時・10時のドラマに宝塚OGがづらりと並んでいる。

月曜日9時が、上にあげた『トップ・キャスター』であるが、
火曜日9時には、『アテンションプリーズ』で <真矢みき> が三神教官として、キリッとした役どころをうまく演じている。
真矢みきは、この3月末で終わったNHKの朝ドラ「風のハルカ」で母親役で出ていたし、そのもっと前には映画「踊る大捜査線」ではキャリア警察官僚を演じていた(この役は若干損な役回りで残念)。


花組TOP時代は、「宝塚らしさ」に挑戦し、過去に無かった型破りな男役像を作り上げたので(宝塚通の間では)有名である。
この力強い男役が、色気たっぷりのキャリア女性役として地歩を固めているのは嬉しい。

水曜日10時には『プリマダム』で<黒木瞳>が若い頃挫折したバレエを中年になって再び始め、生きがいを見つけた女性を演じている。念のため、バレエに挫折したのは役柄の方であって黒木瞳ではない。
回を重ねるごとに、少しづつバレエが上達するさまを、宝塚月組・娘役TOPの実力の黒木瞳が好演している。(最初下手な振りをするのは難しかったことだろう)


また、『プリマダム』には、つい先だってまで月組娘役TOPであった<映美くらら>もちょっとハスッパなイメージのギャル役で出演し、これもすこしづつうまくなってゆく様を好演している(最初の頃は本当に下手くそだった・ように演じていた)。
番組のサイトでは、『映美くららの楽しいバレエ』コーナーも受け持っている。

真矢みき (男役) と 黒木瞳 (娘役)は、宝塚同期だということだ。(黒木瞳のお相手の男役は涼風真世)

他の番組でも宝塚OGは引っ張りだこという感がある。

また、日本のメジャーなミュージカル公演は、宝塚OGなしでは成り立たないほどである。(劇団「四季」は別格)

本日はこれにて失礼。


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Unknown (美爾依)
2006-06-21 01:34:32
私の好きな芸能人も宝塚出身の人が多いです。宝塚で厳しい基準で選ばれ、並大抵ではないトレーニングを受けてきた人は、一般の芸能人と違い、厳しさの中に洗練された美しさが輝いている人が多いですね。
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美爾依 様 (開設者)
2006-06-21 02:15:19
灰皿を投げるという伝説の蜷川幸雄という恐い演出家、というか世界的演出家も、宝塚OGには一目置いているようですよ。

公演パンフレットか何かで読んだようなきがします。



以前、蜷川幸雄演出の 「リチャード3世」 を見ましたが、早口の長台詞に男性陣が四苦八苦しているのに(というのは、客席では、彼らが何をしゃべっているのか半分も聴き取れない)、香寿たつき(元星組TOP)の超早口の長台詞は、明瞭に聞えましたからね。彼女は高校時代も放送部で賞をもらっている位なので、特別に活舌が良いのかもしれませんが。



ほかの演劇やミュージカルでも宝塚OGの台詞の明瞭さと歌のうまさは郡を抜いていますよ。



この記事で取り上げた3人も、それぞれ異なった魅力ながら、まさに、『洗練された美しさが輝いている』人たちですよね。
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Unknown (田原)
2006-06-22 16:54:15
junskyさん、こんにちわ。

たまにはほっとする話題を書きたいものですよね。

私もお芝居は嫌いな方ではなく、ほんの一時期でしたが、よく観にいっていたこともありました。

残念ながら、宝塚ではなく、野田秀樹さんの夢の遊眠社とかの小劇団でしたが。

でも、言われてみれば宝塚出身の女優さんはわりと好きですね。



そういえば、遊眠社でも坂口安吾原作の『桜の森の満開の下』というお芝居を演った時は、宝塚出身の毬谷友子さんをヒロインの夜長姫という役に迎えていました。天真爛漫に無邪気な一方で、その笑顔には恐ろしい力が潜んでいる不思議な姫という設定でしたが、あれは毬谷さんでもなければなかなかこなし切れない、難しい役だったと思います。もう、十何年も前のことですが、遊眠社のの傑作のひとつと言っていいあの舞台が観られたのはつくづく幸せだったと今も思います。やはり宝塚出身の女優さんは基礎からみっちり仕込まれているせいなのか、何をやっても美しい姿を見せてくれますね。
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毬谷友子はすごい (開設者)
2006-06-24 01:06:53
毬谷友子は、数年前に一人芝居をやっていて、教育TVでみたが、可愛らしいところも、凄みのあるところも、どちらもうまい、凄い役者です。



彼女のお父さんは、泣く子も黙る?劇作家:山崎正和ですよ。



市民劇場の公演にも出たことがある方です。

宝塚時代の彼女はあまり知りませんが・・・
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