とり急ぎ・続経過報告:3階建て木造の倒壊実験のその後

2010-03-12 18:05:12 | 「学」「科学」「研究」のありかた

写真は本題とは関係ありません。数日前から咲き出したサンシュユです。
自然界にはナレアイやウソはありません。   [写真追加 13日 9.56]
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公表日時は、記載がないので不明ですが、
昨年秋のe‐ディフェンスでの例の「転倒してしまった長期優良住宅」(3階建木造軸組工法)の試験体の「資料」(図面と構造計算書)が、「木を活かす・・・協議会」のHPに公開されています(どうなっているか、と思ってアクセスしてみて先ほど知りました)。

ただし、「実験済みの試験体」についての「資料」を公表するのに、何故これほどまでの時間がかかったのか(事後に、かなりの日数をおいてからでなければ公表できなかったのは何故か)、その点についての「説明」はありません。

また、その図面および構造計算書が、実験前に作成されていたかどうか、についても、つまり、実際に実験された試験体についての資料であるかどうかについても、その信憑性について「信じるに足る説明」もありません。

また、「長期優良住宅」の条件を充たした試験体が、なぜ転倒したかについての「解説」もありません*。
   
これらの点を留意の上、ご覧ください。
あえてリンクは設けませんから、関心のある方は、「木を活かす・・・協議会」で検索の上ご覧ください。

「人の噂も75日」でほったらかしにしなかった点は「評価」しなければならない!?

   * 「試験体1」の「構造計算書」から、転倒した理由が解明できるのかどうか、
      「在来工法の構造計算に強い」方は、ご自由にご検討ください。

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1 コメント

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北村二郎氏からのコメント (筆者)
2010-03-25 22:44:54
北村二郎氏から、氏が「建築技術」誌へ書かれた論考について、下記コメントをいただきました。
ただ、リンク先の内容量が多いので、下記のように、リンクをはずして掲載させていただきます。
論考の内容をお読みになりたい方は、@をhttp:に変えて文中のアドレスからお寄りください。
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私は、今回の倒壊実験とは関係の無い人間ですが、
現行建築基準法「耐震基準」と1996年気象庁震度階改定との関係を調査をして、
「建築技術」2010年4月号「特別記事」に、この問題をまとめました。
@//www.iau.jp/m-taishinkijunkaitei.htm#10
なぜ、「震度6強」で「耐震等級2」の建物が倒壊したかの説明になっていると思います。
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