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【ワシントン=中島達雄】太陽の核融合反応をレーザーで人工的に起こす実験で、反応前よりも大きなエネ... 【ワシントン=中島達雄】太陽の核融合反応をレーザーで人工的に起こす実験で、反応前よりも大きなエネルギーを生み出すことに初めて成功したと、米国の研究チームが12日付の英科学誌ネイチャーに発表した。 ただし、生み出したエネルギーは、レーザー照射に使ったエネルギーの100分の1程度。チームは「さらに装置の改善を進めたい」と話している。 米エネルギー省ローレンス・リバモア国立研究所(カリフォルニア州)のチームが、所内にある世界最大のレーザー実験装置「国立点火施設」で実験し、得られたエネルギーは、反応前より最大で2倍に増えていたという。 レーザー核融合は、重水素と三重水素を容器に入れてレーザーを照射し、超高温、超高圧の状態にして融合させる技術。ここで起こした熱を将来、発電に活用するための研究が進んでいるが、生み出すエネルギーが少ないことが課題になっている。
2014/02/15 リンク