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昨年の紅白歌合戦の圧巻は、何といっても美輪明宏の「ヨイトマケの唄」であった。少年時代の美輪が見た... 昨年の紅白歌合戦の圧巻は、何といっても美輪明宏の「ヨイトマケの唄」であった。少年時代の美輪が見た、彼の友達と工事現場で働くその母親の姿。地の底からうなるような美輪の歌声にショックを受けた。 美輪がこの歌を作ったのは、炭鉱の町でコンサートを行ったのがきっかけであった。炭鉱で働く人々を前に、「自分にはこの人たちに歌える歌がない」と思ったことから、「ワークソング(労働歌)」として作ったのがこの曲だという。 かつて各地の炭鉱では、労働者による「うたごえ運動」がさかんであった。各地から集まり、過酷な労働条件の下で働き、密集した地域に暮らした人々が声を一つにする。「ヨイトマケの唄」の迫力の背景には、炭鉱で働く人々の歌声があった。 炭鉱の町で行われたのはコーラスばかりではない。小説、詩や短歌、演劇や舞踏など、さかんなサークル運動が行われた。このような運動の全国的な交流を通じて、労働者の連帯を目指したのが
2013/09/12 リンク