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「永遠の少年」考 -サン=テグジュペリ「星の王子様」論- 本文中の引用は、すべて、愛蔵版「星の王子... 「永遠の少年」考 -サン=テグジュペリ「星の王子様」論- 本文中の引用は、すべて、愛蔵版「星の王子さま」内藤濯訳、岩波書店2000年11月刊の新版を使用しています。 1 永遠の少年サン=テグジュペリ 男にはどこか「永遠の少年」のようなところがある。少年時代の夢が忘れられずに、端から見れば取るに足りないようなことを夢中で追いかけてしまうような・・・。ところでこの「永遠の少年」を考える上で、格好のテキストにサン=テグジュペリの書いたファンタジーに「星の王子さま」がある。 この「星の王子さま」は、砂漠に不時着し、生死の域を彷徨っていた時に、ふと主人公の前に現れた金髪の少年である。ファンタジーとして書かれているので、緊張感は少しもないが、きっとこれはサン=テグジュペリが、1935年に自家用機でパリからサイゴンに向かう途中で、リビアの砂漠に不時着した時のヌミノース体験(神秘体験)を作品化したものと考
2016/04/12 リンク