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「勤勉」と「道徳心」はどこへ消えたのか〜「日本人」再興への道──“心の不良債権”をどう克服するか(1)... 「勤勉」と「道徳心」はどこへ消えたのか〜「日本人」再興への道──“心の不良債権”をどう克服するか(1) 昨今の経済状況は不透明感が強いが、さすがに「バブル」とか「不良債権」という言葉は聞かれなくなった。とはいえ、バブル時につくられた“負の遺産”は、まだ清算されていない。経済面での不良債権ではなく、“心の不良債権”がそれだ。 かつて日本人と言えば、世界が呆れるほどの勤勉さが“売り”だった。一国の経済力を示すのは国内総生産(GDP)だが、もし「国内総勤勉量」という指標があれば、日本は圧倒的に高い値を間違いなく叩き出していたことだろう。その成果として、世界でも例のない高度経済成長を実現したのである。おかげで「エコノミック・アニマル」「働きバチ」などと揶揄(やゆ)されたものだ。 ではなぜ、それほどよく働いたのか。もちろん「豊かになりたい」という欲求はあったはずだが、それだけではない。世のため
2008/02/24 リンク