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長野県安曇野市にある水力発電所として国内現役最古の発電設備を持つ宮城(みやしろ)第一発電所が、今... 長野県安曇野市にある水力発電所として国内現役最古の発電設備を持つ宮城(みやしろ)第一発電所が、今春から見学会が開かれるなど注目され始めている。運転開始から百十一年を超え、日本の産業発展に寄与したその歴史が、最古と分かってから三十年あまりたってようやく見直されてきた。 北アルプス燕(つばくろ)岳の登山口に向かう県道から脇道に入った小さな建屋で、ドイツ語の銘板に「1903」と製造年が記された水車と発電機がうなりを上げる。水車は川砂で削られてもろくなるので八十年が寿命とされるが、管理する中部電力大町電力所の矢島武課長(52)は「これはドイツ車のように肉厚で頑丈。鋳物技術も高い」とほれ込む。 ドイツ製の機械一式を海路と開通したばかりの旧国鉄篠ノ井線や牛車で運び込み、一九〇四(明治三十七)年九月に稼働した。当時としては国内有数の二百五十キロワットという高出力の最先端水力発電所だったが、「水が電気にな
2015/11/08 リンク