対策が不十分な企業は「やはり」ランサム被害に遭う、リスクの定量評価で明らかに

対策が不十分な企業は「やはり」ランサム被害に遭う、リスクの定量評価で明らかに

「セキュリティー対策が甘い組織ほど被害に遭いやすい」。当たり前のように思えるが本当だろうか。「対...概要を表示 「セキュリティー対策が甘い組織ほど被害に遭いやすい」。当たり前のように思えるが本当だろうか。「対策は万全だったが、運が悪かっただけ」「対策の程度にかかわらず、やられるときにはやられる」という声もありそうだ。だが、対策が甘い組織ほど被害に遭いやすいことが今回定量的に示された。 セキュリティー企業のトレンドマイクロは、法人組織におけるサイバーリスクを定量化し、ランサムウエア攻撃の被害に遭った組織と遭っていない組織でリスクの値を比較した。その結果、有意の差が確認されたという。 感染組織と非感染組織で12ポイント差 リスクの定量評価には、トレンドマイクロ独自の「リスク指標」を用いた。同社が提供するセキュリティープラットフォーム「Trend Vision One」を使って算出する。リスク指標は1から100までの値で、同指標が高ければ高いほどリスクが高いことを意味する。リスク指標が0から30の場合セキ