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直木賞の受賞が決まった馳星周さんは、北海道出身の55歳。出版社に勤務したあとフリーのライターなどを... 直木賞の受賞が決まった馳星周さんは、北海道出身の55歳。出版社に勤務したあとフリーのライターなどを経て作家になり、平成8年のデビュー作「不夜城」をはじめ、悪事や犯罪に手を染める人間たちのだましあいや裏切りをテーマとした作品を中心に、数々の話題作を発表してきました。 直木賞は今回が7度目の候補で、「不夜城」で最初に候補になってから23年を経て初めての受賞を果たしました。 受賞作の「少年と犬」は、東日本大震災で飼い主を失った同じ犬が登場する6つの作品からなる連作短編集です。この犬を連れ帰った人たちの人生や、ことばが通じない中での人と犬との交流が丁寧に描かれ、最後に収録された表題作で、この犬の行動の謎が明らかにされます。 現在2頭の犬と暮らす馳さんは愛犬家としても知られ、犬との生活が作品づくりの参考になったということです。 馳さんは選考会を前に行われた取材会で、「私にとって犬はかけがえのない家族
2020/07/15 リンク