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南米ベネズエラからの報道によると、同国各地で28日未明、政府からクリスマス用の豚肉の配給がなかっ... 南米ベネズエラからの報道によると、同国各地で28日未明、政府からクリスマス用の豚肉の配給がなかったことをきっかけに抗議デモが起きた。反米左翼マドゥロ大統領はこれに先立つ27日、国営テレビで「輸入の準備は整っていたが、ポルトガルが船による輸送を妨害した」と非難した。 最大の収入源である石油の国際価格低迷で財政危機にあるベネズエラでは、外貨不足で食料品などの輸入が滞っている。マドゥロ政権は普段、物不足の理由を敵対する米国などが「経済戦争」を仕掛けているためだと国民に説明している。 ポルトガルのサントスシルバ外相は28日、ラジオ局のインタビューで「政府には妨害する権限がない。市場経済では企業が輸出に責任を持つ」と反論した。 マドゥロ政権は、ベネズエラのクリスマスの伝統料理に欠かせない豚のもも肉を低価格で配給すると約束していた。首都カラカスのでは、警官隊が催涙弾を使ってデモ参加者を退散させた。(共
2017/12/29 リンク