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夫の横田滋さんの命日を前に、会見する早紀江さん=5月30日中国の古典『詩経』に恋の詩がある。<彼... 夫の横田滋さんの命日を前に、会見する早紀江さん=5月30日中国の古典『詩経』に恋の詩がある。<彼の蕭(よもぎ)を采(と)る/一日見ざれば/三秋の如(ごと)し>。草を摘む女性に思いを募らせた一編だという。会えない1日が3年にも思われるほど、あの人が恋しい―と。「一日三秋」の由来とされる ▼秋が「年」の意味で用いられるのは、作物の豊凶が国や人々の消長に関わるからだと聞く。わが国では「一日千秋」の方が耳なじみだろう。その四字熟語をつぶやく度、胸に痛みを覚える。今年もまた、そんな季節が巡ってきた。「また」と書かねばならないことが実に悔しい ▼横田めぐみさん(59)が北朝鮮に拉致されてから46年がたった。昭和52年11月15日の事件当日を含め、きのうまで1万6802日を数える。帰りを待つ母の早紀江さんら家族にとっては、一日千秋の言葉も歳月のむごい仕打ちと思われたに違いない
2023/11/16 リンク