徳島　３００年以上続く伝統林業をビジネスに | NHK

徳島　３００年以上続く伝統林業をビジネスに | NHK

飲食店だけでなく最近はキャンプブームで需要が高まる木炭。中でも高品質な「備長炭」は高値で取り引き...概要を表示 飲食店だけでなく最近はキャンプブームで需要が高まる木炭。中でも高品質な「備長炭」は高値で取り引きされています。その備長炭を300年以上前から伝わる林業の手法で製造し、ビジネスにつなげようという徳島県美波町の企業を取材しました。 徳島県南部で江戸時代から伝わる「樵木（こりき）林業」 町の面積の約9割を森林を占め、炭の材料となるウバメガシなどが広がる徳島県美波町では、300年以上前から続く「樵木(こりき)林業」と呼ばれる手法で豊富な森林資源を活用してきました。 通常、木は成長しすぎると、病原菌などで枯れて倒れてしまいます。人の手で伐採しないと新しく生えた木は光合成をさえぎられて育たないため、全国の森林で「木の高齢化」が進んでいます。 一方、樵木林業は成長しすぎる前に伐採するのが特徴です。幹が直径3センチ以上になると切り、炭に適したサイズを確保。切り株から出た芽を育てるなど10数年の短いサイクル