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「衆参のねじれは解消した。政治を前に進めていく」──。参院選に大勝を収めた安倍晋三首相は、〈決めら... 「衆参のねじれは解消した。政治を前に進めていく」──。参院選に大勝を収めた安倍晋三首相は、〈決められる政治〉の断行を高らかに宣言した。が、その足下では新たな「ねじれ現象」が生じている。 この「ねじれ現象」は茶番劇では済みそうにない。7月23日から日本が交渉に正式参加したTPP(環太平洋経済連携協定)の加盟問題だ。現在、党内議連「TPP参加の即時撤回を求める会(反TPP議連)」の会員は236人。党所属議員の「過半数」に相当する。 今回の参院選で5選を決めた同会の支柱的存在である尾辻秀久・参院議員は、当選の万歳三唱をすると、「反対なものは反対なのでずっと反対していく!」と声を張り上げた。 TPP反対議員の大半は、選挙支援にあたってJA(農協)の政治団体「農政連」と政策協定書を交わし、「コメや牛肉などの重要品目に除外適用がなされない場合は、即刻、交渉から離脱する」ことを約束し、署名した。 農政連
2013/07/30 リンク