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土用入りの20日、奈良市柳生町で、水垢離(ごり)をして住民の健康と安寧を祈る伝統行事「土用垢離神事」... 土用入りの20日、奈良市柳生町で、水垢離(ごり)をして住民の健康と安寧を祈る伝統行事「土用垢離神事」が営まれた。 柳生八坂神社の神事。打滝川(今川)の中で四周にしめ縄を張ってご神体の石を祭り、「十二人衆」と呼ばれる町内の年長者が代表してみそぎをする。 今年は4人が白装束姿となって参列し、禰宜(ねぎ)を務める永井繁美さん(71)が神様を迎える「降神祝詞」と「土用垢離祝詞」を奏上。その後、4人は川の中に入り「ひい、ふう、みい、よう、いつ、むう、なな、やあ」と唱えながら、ひしゃくでご神体に8回水をかけた。この行を12カ月分の12回1セットとして1日3度繰り返し、最後は「昇神祝詞」をあげた。 永井さんは「柳生の伝統的な行事。高齢化で若い人が少なくなっているが、何とか次の世代に伝えていきたい」と話した。同神事は同市柳生下町でも毎年22日に営まれる。