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本稿のテーマは、「『2020年 世界経済の勝者と敗者』を読む」です。今年1月26日に出版された書籍で、ノ... 本稿のテーマは、「『2020年 世界経済の勝者と敗者』を読む」です。今年1月26日に出版された書籍で、ノーベル賞経済学者のポール・クルーグマンと、内閣官房参与の浜田宏一氏の対論です。 クルーグマンは『流動性の罠』の論を書き、浜田宏一氏は内閣官房参与として、政権に異次元緩和というリフレ策を提唱しています。両氏は、2013年4月からの異次元緩和の仕掛け人です。リフレ策とはインフレにもって行く政策セットを言います。 異次元緩和は、日本経済と財政の将来を大きく決めるものでもあるので、3年間、重大な関心を持ち続けています。両氏のリフレに関する本は、出版されたほとんどを読みました。 この本は、クルーグマンと浜田氏の対論を、翻訳家の大野和基氏が訳してまとめたものです。口語調になっていますが、裏には、経済理論があります。読んでいて、両氏の基本認識に誤りがあるのではないかと感じたことが、本稿を書く動機になっ
2016/03/08 リンク