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これまで北海道以外では確認されていなかった水生昆虫「キタキイロネクイハムシ」を青森県で見つけたと... これまで北海道以外では確認されていなかった水生昆虫「キタキイロネクイハムシ」を青森県で見つけたと、兵庫県立大自然・環境科学研究所講師兼県立人と自然の博物館研究員の中浜直之さんらが発表した。本州では初めてとなり、発見自体も19年ぶりという。 キタキイロネクイハムシは体長6ミリ程度で、水草が豊富な場所にすむ。国内では2003年に北海道東部で雌1匹が見つかっていたのみで、国内の分布状況は全く分からなかった。昨年10月に青森県内でネクイハムシを探していたところ、水草に付着した成虫6匹と幼虫、繭を確認したという。 中浜さんらは、同じキイロネクイハムシ属で、昨年約60年ぶりに滋賀県の琵琶湖で発見されたキイロネクイハムシとともに「幻の水生ハムシ」と呼ぶ。今回の発見で「水草の豊富な場所の重要性や保全の必要性に注目が集まることが期待される」としている。(大橋凜太郎)