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東日本大震災から5年。文芸各誌(4月号)は、被災地の現在を見つめ、記憶の風化に抗する特集を組んで... 東日本大震災から5年。文芸各誌(4月号)は、被災地の現在を見つめ、記憶の風化に抗する特集を組んでいます▼『新潮』は、福島県出身で震災1カ月後に浜通りを訪ね、いち早く原発事故を描いた作家・古川日出男氏と、反原発の活動でも知られるロックバンド「アジアン・カンフー・ジェネレーション」の後藤正文氏の対談を掲載▼2人は沖縄と福島を共に旅して、米軍基地と原発を押しつけられている周縁の地の共通性を痛感し、表現者として、中央から「一番遠くの音を聴く」姿勢を肝に銘じます。「平和の礎(いしじ)」に戦没者全員の膨大な数の名前が記されていることを挙げ、それとは対照的に、震災で「2万人」近くが亡くなりました、と3文字ですませてしまう危険性を訴えます▼『民主文学』は、日本共産党の福島県議・神山悦子氏、福島市在住の詩人・和合亮一氏、福島で取材を重ね『原発小説集』を出版した作家・風見梢太郎氏の鼎(てい)談(だん)を掲載▼
2016/03/21 リンク