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たった一枚の写真から、物語が始まることがある。 遠く山脈を見渡す斜面で、ひとりの兵士が銃弾に倒れる... たった一枚の写真から、物語が始まることがある。 遠く山脈を見渡す斜面で、ひとりの兵士が銃弾に倒れる刹那を撮った写真。 「崩れ落ちる兵士」と呼ばれるロバート・キャパ(本名、エンドレ・フリードマン)による有名な一枚であり、フォト・ジャーナリズムの最高傑作のひとつとされている。 しかし、実はこの写真はキャパの作品のなかでも「疑惑の一枚」として議論されてきたいわくつきの写真なのである。 撃たれた兵士の斜め前から撮ったということはカメラマンの背中側から銃弾が飛んできているはずであり、そのような状況で死の「完璧な瞬間」を撮ることができるものだろうか。そもそも本当の戦場で撮られたものなのか。フェイクではないのか。 ノンフィクション作家沢木耕太郎は、長年この写真に違和感を抱いてきた者のひとりだ。2月17日に発売された『キャパの十字架』で、沢木は「崩れ落ちる兵士」の謎に迫っていく。 そもそも「キャパ」という