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日本は誰のものか?と現代人に聞くと多分「日本人のものです」という答えが返ってくる事が多いのではな... 日本は誰のものか?と現代人に聞くと多分「日本人のものです」という答えが返ってくる事が多いのではないかと思う。しかしその発想は実は限りなく最近になってうまれたものだという事を知らない人が多い。 もともと税を搾取されるだけの農民には主権という概念がなかった。日本だって貴族、武士、農民という構造が成立していた時の権力者は貴族だ。あくまで武士は傭兵隊みたいなものだし、農民は立ち上がって彼らを脅かすような存在ではない。 その後、権力は貴族から武士へと移るけど、庶民へと連なるのはもっともっと後のことだ。日本は誰のものかとこの時代の人に聞けば、国民のものなんてとても答えなかっただろう。 諸外国でもだいたい同じようなもので、農民を兵士にするという発想がうまれたのが文字でみられるのは君主論のマキャベリの時代ぐらいからだ。 当時、マキャベリのいたフィレンツェ共和国という弱小組織では初めは兵力を外部の傭兵部隊に
2015/02/09 リンク