自民党−「一強」の実像 - sunaharayのブログ

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一橋大学の中北浩爾先生（と中公新書編集部）から『自民党』を送っていただきました。どうもありがとう...概要を表示 一橋大学の中北浩爾先生（と中公新書編集部）から『自民党』を送っていただきました。どうもありがとうございます。ストレートなタイトルからも非常に意欲が伝わってきますが，選挙制度改革以降の自民党について，最近の研究成果を踏まえて書かれている，新たなスタンダードになりうる本だと思います。個人的にもいろいろと新しい知識が広がったと思いますが，特に政策過程を扱った第3章と地方組織を扱った第6章が勉強になりました。 自民党というと，中北先生の前著である『自民党政治の変容』も含めて，中選挙区時代の組織構造について説明されることが多かったと思います。しかし本書では，以前の派閥，後援会，族議員・政調会を中心とするような自民党の組織構造が，執行部への集権を軸にどのように変化したかを描き出しています。重要なのは，変化の過程にあることを論じているのではなくて，ある程度固まったかたちとして現在の（「一強」の）自民党の

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