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リベラリズムとは何か―ロールズと正義の論理 作者: 盛山和夫出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2006/06/... リベラリズムとは何か―ロールズと正義の論理 作者: 盛山和夫出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2006/06/01メディア: 単行本 クリック: 44回この商品を含むブログ (49件) を見る(2006年発行) ゼミ発表に使えるかと思って一応通読したが、この本で展開される著者の現代リベラリズムに対する主張は、現代リベラリズムの問題意識に対する理解を欠如させた、きわめて不誠実なものと言わざるを得ない。著者は本書の前半でロールズの『正義論』および『公正としての正義』を「お勉強」ノート風にまとめた後、中盤でコーエンやドゥオーキン、ローマーといった平等主義的規範理論者たちを社会構築主義的観点から批判し、最後に現代リベラリズム全体を、文化相対主義的観点から批判する。しかしその批判の論理はいずれも表層的で、外在的なものにとどまっている。 著者の平等主義に対する批判を簡単にまとめれば、「不平等のどこ
2010/10/15 リンク