ヴァンス副大統領候補を侮るべきではない : 「平和構築」を専門にする国際政治学者

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ヴァンス副大統領候補を侮るべきではない : 「平和構築」を専門にする国際政治学者

米国で共和党全国大会が開催され、暗殺事件をかいくぐったトランプ前大統領が正式に大統領候補として指... 米国で共和党全国大会が開催され、暗殺事件をかいくぐったトランプ前大統領が正式に大統領候補として指名された。注目は、秘匿されていた副大統領候補が、J.D.ヴァンス上院議員となったことだ。ヴァンス氏は、すでに広く報道されている通り、ラストベルト／スィング州の典型であるオハイオ州選出の39歳の若手である。特筆すべきは、貧しい労働者階級の町で離婚と薬物中毒を繰り返す母の貧困家庭で育ったこと、高卒で海兵隊員となってイラクで従軍した経験を持つこと、除隊後に苦学してオハイオ州立大学からイェール大学に進んで弁護士資格を取得した異例の経歴を持つこと、二年前に浪人中のトランプ大統領の支持を受けて当選したこと、などだ。自身の半生をつづって2016年に公刊した『ヒルビリー・エレジー』（邦訳は2017年）は、ラストベルトの貧困家庭の出身でありながら、海兵隊での経験と大学での苦学をへて、エリート高額所得層に入った

hz75hz 「アメリカを偉大に」と表では煽りながらも、内面では「アメリカにそんな能力も関心もない」と諦観しているのが今の傷ついたアメリカなのかもしれない

2024/07/18 リンク

by-king 彼は元々は民主党支持者であったが、2021年に『それは間違いだった』と発言している。彼をそうさせたのは何だったのだろうか。もし何かを期待して、それが叶わなかった結果の転向なら、尚更この諦観は強いだろう

natumeuashi みんな苦労人が成り上がる話は好きだけど度が過ぎる苦労、ドブの底みたいな場所から出世した人間に気を許すとえらい目にあうよ。相手は倫理や真実だのとヌルい価値観で生きてない。いかに利用するかのみで考えるべき

ustam 米国民じゃないので米国内の政策は勝手にすればいいけど、問題は国際情勢への影響なんだよな。最も注視しているのは気候変動対策で、この人は「温暖化は嘘」と考えているのか「どうせ手遅れ」と諦めているのか。

rna ウクライナ問題に対する「突き放した諦念」って母に対しては諦めてても尽くしてるのにそこで最善を尽くさないのは政治家としてどうなのか。てか諦めて何もしないって思われたら核抑止とかも機能しなくなるのでは…

Domino-R 彼の著作を読むと確かにこういう印象を持つよね。だが彼の私的な洞察も諦念も、政治化されれば結局は凡庸な自己責任論だの排外主義だのにしかならない。それを超えるものが彼にあるか？　生まれは何も保証しない。

augsUK カマラハリスもミシェルオバマも、よい家に生まれたことで法科大学院までストレートに進む順調な人生だからなあ。ヴァンスは民主党が完全に無視してきた人生だろう。

Dursan ”今後ヴァンス氏に関与する者に必要なのは、彼の人生に対する深い敬意だ。侮ったりすることだけは、絶対に禁物である。”　はてなー左派には無理だろうなぁ。あと、モンロー主義もアメリカ政治の主流の一つだし。

preciar この人を救い人生を支えてくれて、彼が最大級に尊敬してる祖母は、強固な民主党支持者だったんだよ。なのに彼の立場が今こうなってることは、民主党への最大級の批判だよ／ヒルビリーエレジーはとても面白い本です

donovantree リベラル的な福祉等の現実的具体的救済はもう無理と判断し、厳しい現実を受け入れさせる精神的救済装置としてのヴァンス副大統領ではないかと考える。アメリカは現実的解決より精神的慰撫を選択しようとしている。

tick2tack “人生の多くの問題は、解決不能だ、という思想が、根深くヴァンス氏の心に存在している”　これでウクライナ支援を無意味だと考えたりすると

2024/07/23 リンク

iinalabkojocho バンスについてはイェール大学の同級生のインド系の妻が気になっている。単に右派、ポピュラリストではないねじれ。ややっこしい人間性なのは間違いないと思う。

2024/07/20 リンク

kuro_pp “今後ヴァンス氏に関与する者に必要なのは、彼の人生に対する深い敬意だ。侮ったりすることだけは、絶対に禁物である。” 痺れる。

2024/07/19 リンク

Midas 『「ヒルビリーエレジー」に最も近いのはタワマン文学(麻布競馬場』と指摘したとおり。全く同じ理屈で(「トランプそっくり」「劣化版橋下」と揶揄されてたが)石丸があんなに支持されたのは『日本のヒルビリー』だから

tempodeamor ヴァンスがなんちゃってMAGAがどうかは知らんが、「レイプや近親相姦の被害者に対しても妊娠継続を義務付けるべき」ってトランプ越えの宗教極右なんだが。

babi1234567890 諦観がベースにある時に政治は何を担うのだろう？「「アメリカには、どれだけ関わっても、問題を抜本的に解決する能力も関心もない」という突き放した諦念こそが、ヴァンス氏の態度を裏付けている」

tikani_nemuru_M ヴァンス氏の出身階層、米国の貧しい地域の取り残された白人たちにとっては、バイデンよりトランプのほうが本当にマシなのかもしれない。

naka_dekoboko ヒルビリー・エレジーみたいな本を書ける知能をもってる人間がちゃんと副大統領候補までいけるアメリカは凄いな。

mekurayanagi “人生の多くの問題は、解決不能だ、という思想が、根深くヴァンス氏の心に存在している。”　全く侮れないのは、この考えは神ならぬ人間にとって真実と言わざるを得ない、少なくとも根本的には、だからだ。

georgew 自身の半生をつづって2016年に公刊した『ヒルビリー・エレジー』> あー、あのベストセラーの著者なのか。しかしトランプ政権誕生でウクライナは見捨てられる運命なのか（絶句）。

kalmalogy “大学に進んだ。複数いる父親の一人は、「黒人かリベラルにでもなったのか」となじった”アメリカの田舎の貧困層には世界がこう見えている、という強烈な一節だな

KoshianX かなりガンギマリの絶望を抱えてる副大統領候補なわけか。人生に裏打ちされてるだけあって覆ることもない。その人生に深い敬意を持つ必要があるというのはそうなんだろうな……困る話ではあるんだが……

gaka48 世界1位の経済大国で一人あたりGDPでも上位なのに、国内の分配や社会保障整備等々が甚だ不十分なため、多くの人々が取り残され、結果トランプのような人物が支持を集めるのって、資本主義の病理を強く感じる。

ToTheEndOfTime これは統合失調症の両親と姉を持つ私にとっては素晴らしい人間のように見えてしまう。理性ではなく感情として強い好感を持ってしまう。全くどうしようもない諦めるしかない現実を知っていることに感動する。

mikesekine “ウクライナ問題についても、「関わりたくない」というよりも、「アメリカには、どれだけ関わっても、問題を抜本的に解決する能力も関心もない」という突き放した諦念こそが、ヴァンス氏の態度を裏付けている。”

Edge_Walker ”誰かが消しゴムをくれたら、にっこり笑う、そんな人間になろうとこの瞬間に誓った。"素晴らしい誓い。当たり前の様で実は出来ている人が少ない。自分もこの言葉を心に刻もうと思った。

h5dhn9k 篠田先生の論評。何かこう書かれると、共和党の方がアメリカの弱者に寄り添っている様に感じられる。　物事は両面なのだろうけど。

gwmp0000 "米国で共和党全国大会が開催され、暗殺事件をかいくぐったトランプ前大統領が正式に大統領候補として指名された。注目は、秘匿されていた副大統領候補が、J.D.ヴァンス上院議員となったこと"

howlingpot 頭悪いこと言ってんなあ。国防費の数%でロシアをヘロヘロに出来たんだから、支援しないとむしろ損だという話にしかならない。

nessko （黒人や女性の使っていた話法を白人男性が自分のものにした印象があって、小谷野敦『もてない男』なんかを思い出すのだが　田舎の白人下層の思いを代弁できる点は買うし、彼が活かされるアメリカであって欲しい）

dot ウクライナ問題は究極的には欧州の問題というのはあるけど、米国はNATO脱退でもしない限り付き合わざるを得ない。実際トランプは脱退しようとしてたけど、さすがにそれはデメリット大杉な気がするがどうなるやろか。

gomanori “「問題は・・・私たち自身がつくり出したのだ。・・・私には完璧な答えはわからないが、・・・自問自答することからすべてが始まる。」（395頁）”

Gl17 https://x.com/YukariWatanabe/status/1812988986605912227　ヒルビリーの解説を著した日本人学者はヴァンスの変節に失望し絶望したと評価、今あの著書から彼を考察するのは周回遅れ過ぎ。この筆者自身が宇支援懐疑派、只の我田引水。

nt1192 侮ってない。危惧している。アジア、ヨーロッパを支援しない、イスラエルを支援するというのはアメリカやドルの衰退につながらないだろうか。インフレやアメリカの威信の低下にアメリカ人は耐えられるだろうか。

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