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テネシー・ウィリアムスのドキュメンタリー映画を創ることにした。 そこで「欲望と言う名の街」へ取材に... テネシー・ウィリアムスのドキュメンタリー映画を創ることにした。 そこで「欲望と言う名の街」へ取材に出かけた。 ボクのスタッフの小夏エリが、スクリプトを書く為に同行している。 この町は不思議な街だ。 香港や台湾のダウンタウンのようでもある。 酒の匂いと紫煙が立ち込めているのに、人がいないのだ。 運河には、大きな朽ち果てた木造のだるま船が係留されている。 人間の饐えた匂いがする。 安っぽいネオンサインの看板とガス灯の点いた店に入る。 コールガールなのだろうか、十数人の女性たちが、さっと前に並んだ。 その顔は無表情で、人間と言うよりエイリアンのようなのだ。 あらためて見ると背丈は1メートル程しかない。 その彼女たちが、うっとりした顔を造ってボクを見つめる。 「あなたたち!いい加減にしなさいよ」 気の強い小夏が一喝した。 「先生、出ましょ!」 ボクの腕を引いて外へ出た。 まともな女性はいないのかな
2014/06/11 リンク