「尖閣事件」映画化、予算を可決　石垣市議会　過程の「不透明さ」や遺族の心情が議論に　沖縄

「尖閣事件」映画化、予算を可決　石垣市議会　過程の「不透明さ」や遺族の心情が議論に　沖縄

「尖閣列島戦時遭難事件」の映画化予算を含む一般会計補正予算案を賛成多数で可決する石垣市議会＝16日...概要を表示 「尖閣列島戦時遭難事件」の映画化予算を含む一般会計補正予算案を賛成多数で可決する石垣市議会＝16日、同議会本会議場 石垣市議会（我喜屋隆次議長）は16日の12月定例会最終本会議で、太平洋戦争末期にあった「尖閣列島戦時遭難事件」の映画化予算7500万円を含む一般会計補正予算案を賛成多数（賛成12、反対8）で可決した。 審議で、映画化決定過程の「不透明」さや遺族の心情などについて議論が交わされた。 門田隆将氏の著作「尖閣1945」（産経新聞出版）を原作とし、監督は「島守の塔」で監督・脚本を務めた五十嵐匠さん。26年夏の完成を目指す。制作費とPR費などを含めた総事業費は3億円。予算はふるさと納税とクラウドファンディングで募り、まずは準備金として7500万円を補正予算案に計上した。 尖閣列島戦時遭難事件では、1945年6月30日に住民らを乗せた2隻の疎開船が石垣島を出港。7月に米軍の攻撃でうち1隻