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メモ……というより,おしゃべりだろうか。 ジュディス・ジャーヴィス・トムソンの「中絶の擁護」という論... メモ……というより,おしゃべりだろうか。 ジュディス・ジャーヴィス・トムソンの「中絶の擁護」という論文のことを考えていた。知ってる人は知ってるだろうけど,ある朝,目覚めたら世界的に有名なヴァイオリニストと身体がつながれていた。ヴァイオリニストは致命的な腎臓病で,あなたの腎臓を使うことで今はどうにか生き延びている。(しかも,音楽愛好家協会が,昨夜,あなたを誘拐して,勝手に身体をつないでしまった!という場面設定。)「9ヶ月我慢してくれれば,接続を外してもヴァイオリニストは生きていけるようになります」と医師は言う。さて,あなたはこの状態を我慢すべきか?……というバイオエシックスの話。ヴァイオリニストは胎児,「あなた」は妊婦と考えることで,中絶の倫理のアナロジーになるってわけ。 荒唐無稽すぎる!と言って怒ってる人もいるんだけど,わたしは,あの何とも言えない超然とした感じが,けっこう好きなんです。
2009/03/28 リンク