
エントリーの編集

エントリーの編集は全ユーザーに共通の機能です。
必ずガイドラインを一読の上ご利用ください。
エントリーの編集は全ユーザーに共通の機能です。
必ずガイドラインを一読の上ご利用ください。
注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています
シアトルの高層ビル群を背景に写真に納まる冨沢周平さん(中央)、長男守さん(左)、長女真理さん=202... シアトルの高層ビル群を背景に写真に納まる冨沢周平さん(中央)、長男守さん(左)、長女真理さん=2024年2月、米ワシントン州 アメリカ西部シアトル近郊、多くのワイナリーが建ち並ぶ一角で2022年、コメを蒸した湯気が盛大に立ち上った。仕込んでいるのは日本酒だ。 杜氏の冨沢守さん(41)は、江戸時代から300年以上続く「冨沢酒造店」の21代目。妹の真理さん(40)と共に、異国で初めての酒造りに挑んでいる。 そばの椅子では先代の両親がうれしそうに眺めている。懐かしい酒米の匂いをかいだ守さんは実感した。 「やっと復興できた」 酒蔵と自宅は、もともと福島県双葉町にあった。東京電力福島第1原発の近くだ。 「あと40分で町を閉めるから、早く支度を」。自衛隊にせきたてられ、取るものも取りあえず故郷を離れたあの日から、11年以上が経っていた。 絶望したあの頃、再起の地がアメリカになるなんて、思ってもみなかっ