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2019.11.05 | コラム 藤原道長に学ぶ糖尿病 日本で「最古の」糖尿病患者、藤原道長を参考に糖尿病の症... 2019.11.05 | コラム 藤原道長に学ぶ糖尿病 日本で「最古の」糖尿病患者、藤原道長を参考に糖尿病の症状や合併症を説明します 「この世をば わが世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも なしと思へば」 (この世は自分のためにあるようなものだ 満月のように何も足りないものはない) 今から千年ほど前、平安貴族の藤原道長が晩年に詠んだ和歌です。道長は平安時代の華やかな貴族文化を象徴する権力者として有名で、「源氏物語」の主人公:光源氏(ひかるげんじ)のモデルになったという説もあります。 権勢を極めた道長ですが、万寿4年12月4日(西暦1028年)に62歳でこの世を去りました。当時の平安貴族の一般的な寿命から考えれば決して短命ではありませんが、持病に関して興味深い考察があります。記録が残るうちで日本最古の糖尿病患者といわれており、糖尿病が原因で亡くなったという説が濃厚です。 このコラムでは、藤原道