ひと人：認知症に備えた相続相談に乗る行政書士　小島正和さん（61）　資産問題を詳しく解説　知識提供し対策支援　／大阪 | 毎日新聞

ひと人：認知症に備えた相続相談に乗る行政書士　小島正和さん（61）　資産問題を詳しく解説　知識提供し対策支援　／大阪 | 毎日新聞

「認知症に関心はあるが、自分はならないと思っている人が多い。しっかりと事前に対策しておくことが大...概要を表示 「認知症に関心はあるが、自分はならないと思っている人が多い。しっかりと事前に対策しておくことが大切だ」。行政書士として高齢者の認知症に備えた相続相談のスペシャリストを自任し、大阪市内でセミナーを開催している。 約2年前、ある高齢女性からの相談がきっかけだった。区民センターに置いたチラシを見て「相続の相談に乗ってほしい」と電話をかけてきた。「財産はそんなにないけど、子どもたちがもめないようにしたい」という内容だった。 「認知症になったら困りますよね。どうしたらいいの？」。女性の自宅を訪れ、話を聞くうちに認知症の話題になった。最初は漠然とした内容で、何を心配したらよいのかも分からない様子だった。認知症になると銀行口座が凍結されたり保険の解約が困難になったり、さまざまな問題が生じる。そんなことを説明しながら、相続の際に認知症対策としてできることを説明していった。「もう大丈夫ですよ」。そう声をかけ