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次期年金制度改革で、社会保険料がかかり始める「年収106万円の壁」が撤廃される見通しだ。手取り減少に... 次期年金制度改革で、社会保険料がかかり始める「年収106万円の壁」が撤廃される見通しだ。手取り減少による働き控えを解消しようと、厚生年金保険料の労使折半ルールも見直し、企業が多く負担できる特例も設ける方針だが、「週20時間就労」の壁は残る。一連の見直しで、パート労働者の働き方は変わるのだろうか。 首都圏で食品スーパーを展開するアキダイ(東京都練馬区)では、パートを含め約240人の従業員が働いている。系列店の「炭火焼鳥あきとり」の調理場で働く40代のエリさんはその一人だ。 都の最低賃金は1163円で週20時間働けば、年収は106万円を超えてしまう。午前8時から午後1時半まで弁当作りに励むエリさんは「週20時間を超えないように勤務時間を調整している」と明かす。 仮に壁を超えて年収を123万円に増やしても、…