「自滅待つだけ」の声も　石破首相、存在感薄く　進む「党高政低」 | 毎日新聞

「自滅待つだけ」の声も　石破首相、存在感薄く　進む「党高政低」 | 毎日新聞

臨時国会最後の衆院本会議が終わり、手を上げてあいさつをする石破茂首相（中央奥）＝国会内で2024年12...概要を表示 臨時国会最後の衆院本会議が終わり、手を上げてあいさつをする石破茂首相（中央奥）＝国会内で2024年12月24日午後1時4分、平田明浩撮影 過半数を占める勢力がない「ハングパーラメント（宙づり国会）」となった臨時国会が24日に閉会した。第2次安倍晋三政権以降の「1強多弱」時代に見られた与党が数の力で押し切る国会の風景が一変し、野党の主張を取り入れ、与野党が合意形成を模索する姿が目立った。 首相「熱弁」も野党案「丸のみ」 石破茂首相は野党への妥協を図りながら衆院選後初の論戦となった臨時国会を乗り切った。衆院の過半数を割り込み野党の協力がなければ予算案などが通らないため、国会答弁は低姿勢に徹したが、重要法案の対応は野党との交渉役となった森山裕幹事長ら党執行部に依存せざるを得なかった。第2次安倍晋三政権下の「官邸主導」と比べて石破首相の存在感は薄く、「党高政低」が進んでいる。 臨時国会で最大の焦点