少女に懐かれると劣等感が消えた　買春繰り返す性依存症、家族も黙認 | 毎日新聞

少女に懐かれると劣等感が消えた　買春繰り返す性依存症、家族も黙認 | 毎日新聞

100人以上の少女を買春してきた坂上タカヨシ受刑者（40）＝仮名＝が過去に2回起訴されたことは、家庭や...概要を表示 100人以上の少女を買春してきた坂上タカヨシ受刑者（40）＝仮名＝が過去に2回起訴されたことは、家庭や職場でも知られていた。だが、周囲は更生を促せず、黙認状態だった。「性依存症だと分かっていたが、誰にも相談しようと思わなかった」。幼少期に芽生えた劣等感から性行為に過剰に執着した坂上受刑者は、児童買春の泥沼に一人で沈んでいった。 ＜前編はこちら＞ 100人以上の少女を買春した理由　元「裏アカ男子」のゆがんだ正義感 「息子は優しくて面倒見が良くて、少し気難しいところもあるけれど……」。9月中旬、証人として札幌地裁の法廷に立った坂上受刑者の母親が、不安げな様子で尋問に答えていた。 母親は、約10年前から坂上受刑者と2人暮らしをしてきた。今年、13歳と14歳への不同意性交等の容疑で逮捕された坂上受刑者は、2017年と20年にも児童買春などで有罪判決を受けていた。 検察官から「過去に起訴された際、何