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現在、上部が竹林で覆われているのが曽路地谷トンネル(401メートル、敦賀市阿曽・杉津)だ。内部に... 現在、上部が竹林で覆われているのが曽路地谷トンネル(401メートル、敦賀市阿曽・杉津)だ。内部に照明がなく、敦賀側から右にカーブして下っている。 このトンネルについて福井工業高等専門学校の武井幸久名誉教授(都市計画・交通)は「1895(明治28)年夏の大規模な水害を踏まえ、綿密な水対策が施された」と指摘する。北側のポータル(トンネル入り口)上部には、コンクリート製の砂防ダムがあり、付近に石やレンガで作った水路で山からの水がトンネル内に浸入しないように工夫している。完成は同年ごろ…