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「降谷」のハンコが入った箱を手にする吉本さん=高知市本町5の吉本三星堂で2018年5月18日、郡... 「降谷」のハンコが入った箱を手にする吉本さん=高知市本町5の吉本三星堂で2018年5月18日、郡悠介撮影 高知市内の老舗ハンコ店で先月、アニメ映画に登場するキャラクターの影響から、全国的に珍しい「降谷(ふるや)」姓のハンコの売り上げが急増した。印章(ハンコ)業界は現在、ペーパーレス化や後継者不足などの課題に直面しており、店の担当者は「業界にとって明るいニュース。他のハンコ屋さんにも同じ取り組みが広がり、業界全体が元気になればうれしい」と願っている。【郡悠介】 5月初旬、高知市本町のハンコ店「吉本三星堂」に「降谷」姓のハンコの注文が連日寄せられた。本来であれば年に1本売れるかどうかの珍しい名字。店の企画担当、吉本美奈さん(26)がネットで調べると、公開中のアニメ映画「名探偵コナン ゼロの執行人」に登場する「降谷零」が理由だと分かった。