坂村健の目：「正しさの確率」の重み | 毎日新聞

学びカテゴリーの変更を依頼記事元:

298 usersがブックマークコメント

坂村健の目：「正しさの確率」の重み | 毎日新聞

科学者は間違える。野口英世は黄熱病菌を見つけたと思いこんだまま、その黄熱病に倒れた。病原体は菌で... 科学者は間違える。野口英世は黄熱病菌を見つけたと思いこんだまま、その黄熱病に倒れた。病原体は菌でなくウイルスで、当時の顕微鏡では見えるはずがなかったのに「見えて」しまったのだという。火星の「運河」をはじめ、そういう例は数多い。個人でなく科学界全体が間違えた例もある。１９６６年に旧ソ連の科学者が「水の特殊な状態」として提唱した「ポリウオーター」は世界で認められ、多くの関連論文も出た。しかし徐々に反論が増え、７年後に破棄される。関連特許で大もうけという欲が、長期化した原因とも言われている。「科学絶対神話」という言葉が、科学を絶対と思い込む行いへの皮肉だとしたら、それは正しい。しかし「科学の絶対性」を科学者が信じているという意味なら、それこそありえない「神話」だ。「正しさは確率であり、絶対はない」と骨身にしみているのが科学者。だから科学的になるほど「絶対」という言葉を使いたがらない。

You-me 今回はスルーしなかったみたいねhttps://twitter.com/pinpinkiri/status/920770696627732480（前回はスルーしやがったのですよこの取締役）

2017/10/19 リンク

ublftbo ×有為　○有意　注意深い論者は、「有意な影響」なる表現はしない。何故ならば、統計的推測の文脈において「有意」とは、帰無仮説において検定統計量の実現値が棄却域に落ちるかを評価するもの「でしかない」から。

hyuki "私は放射線医学の専門家でもないのに、これを「正しい」と考えている。それは、この報告書が科学のシステムにのっとっているからだ。"

otoan52 この内容に批判的なコメントが多くてびっくりしてる。「過去の原子炉の安全性判断」→間違っていた。震度等の想定が低すぎたでFA。「絶対そうだとは決まっていない発言」→当たり前なので何も発言していないに等しい

agrisearch 「なにしろ、この報告書の比較対象にすらできないほどいいかげんなデマによって、多くの悲劇が生まれている。それを止められるのはマスコミだからだ。」

Cru コホート研究で罹患率の「有意差は見られない」以上の事を言うことはできないし、査読付き研究が積み重なれば事後確率の精度上がる。母集団の実際の確率は観測できないが各調査の総合から影響なしとして問題ない

tikani_nemuru_M 「この世に絶対はない」のは当然で、検証のなされた見込みの高い見解に従うのが合理的となる。専門家集団は見込みの高い暫定的知見を得る精度を高めるシステムを作ってきた。自然科学においても歴史学においても。

mujisoshina 科学は正しさを厳しく検証するシステム。ある結果が正しいかどうかを専門外の人間が直接判断することは難しいが、どのような方法で検証されているのかを理解することで正しさの度合いを間接的に判断できる。

YassLab “正しさは確率であり、絶対はない / だから科学的になるほど「絶対」という言葉を使いたがらない /「この世に絶対はない」からといって、全てを疑っていたら何もできない。正しさの確率をもとに人も社会も行動する”

2017/10/22 リンク

takahikonojima 【おすすめ】この文章内においては「信じる」「思い込む」「考える」の使い分けによって，科学というシステムがどのようなものか説明されている．

myogab あらゆる科学的結論は常に仮定であって永遠の真実ではない、不確定だという意味で「確率」と形容するのも分からなくはないが、それらは"確率"として扱えるものではないよね。絶対は無い≠確率。科学は多数決でもない

2017/10/20 リンク

Hatenow こういう提言http://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/shinsai/pdf/110927t.pdf をした日本学術会議だから本件は信用できるが、原子力や農業、水産、治水、道路など、政治と行政と利権が絡む場合、大学の先生を迂闊に信用するとヤバい。

urashimasan 現実の科学者はそんなに謙虚じゃないじゃん。深く考えもせずに科学を権威として振りかざす身内には甘いのに信じろとは虫が良すぎる。/「原発止めたら江戸時代」の皆様大集合だが、反省はないのかね。

311 科学の信頼回復

OSATO 「いいかげんなデマによって、多くの悲劇が生まれている。それを止められるのはマスコミだからだ。」＜デマを流したマスコミも多数いた事も忘れてはなりません。

gabill おい野口・・・>現代において微生物学の分野で評価できるものは全体の仕事のうちの一部に留まることになる。また、論文の大部分は研究所外の研究者による査読を免れており、査読システムの不備も指摘されている。

agricola 311以前の「原子力工学」だって同じように正しさの確率を求めて「ウン万年に１度」と吹いてたのと違うのか？コンピュータの業界には「手段が正しくても入力がゴミなら出力もゴミ」という格言があるってご存知？

zakkie 慣性の法則みたいに日常的には絶対的に正しい科学と、検証が難しい分野の科学を同じくくりに出来ないって話なんだろうが、もっと簡単に説明できないものか。

Dr_Shibaitaroka みんなで確かめる。あるなしのニ値だかでなく、起こりやすや程度を計算に入れる。あっり前なんだけどね。まっとうするのは難しいやね。

science

isrc 「この世に絶対はない」からと全てを疑っていたら何もできない。「程度の問題」なのだ。「絶対」という悪魔の証明がなければ納得できないとすれば、そういう人こそ「科学絶対神話」の信者のそしりは免れないだろう。

bros_tama 同じ単語やフレーズであっても科学的命題についての文言（客観的叙述）と，政治的価値判断的文言（主権的表現）とは別なんだというところが素人の最初の障壁だと思う．

Carnot1824 森永ヒ素ミルク事件の14年は？。”事故から７年近くたっての結論がいいかげんなら、同じ分野の「システム」が決して容認しない。”

これはひどい

nao_cw2 「科学絶対神話」の信者が一般庶民を嘲笑するから悲劇が生まれてるんじゃなかったか？／あと政府に対する不信感が強すぎるんだよ。安倍晋三のアンダーコントロールだって科学的じゃないでしょ。BBが多すぎる。

Outfielder 「科学的になるほど「絶対」という言葉を使いたがらない」再臨界の可能性はゼロではないと回答したらどうなったかというと・・・

tick2tack “自覚しているからこそ、間違い続けもしないのが科学だ”　結論の妥当性でなくプロセスの妥当性というものを重視する理由の一つ

cybo "「この世に絶対はない」からといって、全てを疑っていたら何もできない。だから「正しさの確率」をもとに人も社会も行動する。全ては「程度の問題」なのだ"

locust0138 早い話が「素人は黙れ、専門家に従え」。当然。／ところで、歴史修正主義の問題で「素人は黙れ、専門家に従え」と言う人の中には、科学の問題で「素人は黙れ、専門家に従え」と言われて怒る人がいるような気がする。

infobloga 基本的には同意できる。ただ、1. 震災直後に、「今は正しさの確率がそこまで高くない」と発言したのか。2. そもそもその確率が客観的に導けないのだから、主観的な判断を許容することも主張しないとおかしい

k-takahashi 『科学的になるほど「絶対」という言葉を使いたがらない』　『専門家でもないのに、これを「正しい」と考えている。それは、この報告書が科学のシステムにのっとっているからだ』

はてなブックマーク

坂村健の目：「正しさの確率」の重み | 毎日新聞

記事へのコメント71件

関連記事