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『盤上の夜』で第1回創元SF短編賞山田正紀賞を受賞してデビュー、この作品が収められた同名の短編集がい... 『盤上の夜』で第1回創元SF短編賞山田正紀賞を受賞してデビュー、この作品が収められた同名の短編集がいきなり第147回直木賞候補となり、同作で第33回日本SF大賞を受賞した宮内悠介さんです。 この作品では、将棋・囲碁などのボードゲームを中心に据え、一人のジャーナリストを通して、それらのゲーム・競技のさなかに起こった人知を超える事件や出来事が語られます。 古くから人間が親しみ続けてきた“ボードゲーム”に宮内さんはどのような可能性を見出したのでしょうか。 “人とゲーム”“人とシステム”というテーマの追求 ――本作『盤上の夜』は直木賞候補となり、日本SF大賞・第6回(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞を受賞するなど大きな話題となりました。この作品は囲碁や将棋など、ボードゲームをモチーフにした短編集ですが、このアイデアはどのように生まれたのでしょうか。 宮内さん(以下敬称略): 「表題作の
2013/06/14 リンク