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■漢化と抑圧の間で ウイグル・レポート2014 (2 カシュガル前編)■ 今年3月1日~9日の間に見た、新疆... ■漢化と抑圧の間で ウイグル・レポート2014 (2 カシュガル前編)■ 今年3月1日~9日の間に見た、新疆ウイグル自治区の現状レポート。第2回はカシュガルである。 カシュガルはウルムチの南西に1400キロ進んだ先、東京から鹿児島に行くよりも遠い場所にあり、キルギスやタジキスタンの国境にも近い中国の最西端。経度はインドのニューデリー(同3時間半)よりも西なのに、北京時間(日本と時差1時間)が適用されている。そのため、3月なのに夜8時半になっても太陽が沈まない万年サマータイム状態。時間って何なんだろうと思わせる場所である。 ちなみにこのカシュガルだが、かつては西域オアシス国家の疏勒国があり、後漢の時代には班超が軍を率いて駐屯した。井上靖の短編に班超を描いた『異域の人』という小説があって、疏勒国は「洛陽を隔たること一万三百里」と描写されていた。高校生の頃にこれを読んでずいぶん憧れたもんだが、ま
2014/03/15 リンク