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樹研工業(愛知県豊橋市)は重さが100万分の1グラムという世界最小の歯車の開発で知られるプラスチック... 樹研工業(愛知県豊橋市)は重さが100万分の1グラムという世界最小の歯車の開発で知られるプラスチック小型精密部品メーカーだ。 松浦元男社長自らが「恐らく実用化されることはない」と話すこの世界最小歯車によって、その卓越した技術力や品質管理力をアピールし、今や世界中から注目される存在となった中小企業である。 樹研工業は「世界ナンバーワンの技術で勝負する」という松浦社長の企業理念と、自由度が高く働くことの喜びを大事にする会社運営によって社員のやる気を引き出し、組織の潜在力を最大限に引き出すことに成功している。同社の取り組みから、その秘訣に迫りたい。 経営者の役割は明確なビジョンの提示 就職試験は課さず、先着順で採用する――少子化が進む中で、採用段階でセグメント化を進める企業が多い中にあって、同社の採用試験は非常にユニークだ。 採用人数と採用申込日を告知したら、後は受付日に着た順に採用を決める。特
2010/01/18 リンク