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矢向正人『音楽と美の言語ゲーム ヴィトゲンシュタインから音楽の一般理論へ』(勁草書房)を読んで... 矢向正人『音楽と美の言語ゲーム ヴィトゲンシュタインから音楽の一般理論へ』(勁草書房)を読んでいる。面白い──というか、これ、個人的に最強の音楽理論書になりそう。バイバイ、アドルノ! で、この本は、副題にあるようにウィトゲンシュタインの「言語ゲーム」論を援用しながら、音楽美学について記述していく。スタイルも『論理哲学論考』のような整然とした章立てだ。 ヴィトゲンシュタインによると、美的なるものの評価が是認というかたちで遂行されるような言語ゲームが存在する。是認は、美的なものの検証(真理化)でなく、単に説得(正当化)として行為される。この説得のためのゲームには、通常の言語は不適切である。身振りこそがそれを可能にする。芸術を<正しい><規則にかなっている>と言う場合にも、是認の身振りが行為されていると考える。 すなわち、美の言語ゲームは、純粋に言語的というよりは、言語に伴われる身体的な諸条件