宮本亞門　「できなくなった自分」を笑い飛ばしながら生きたい

宮本亞門　「できなくなった自分」を笑い飛ばしながら生きたい

演出家の宮本亞門さんは5年前に見つかった前立腺がんを克服し、今年7月にはオペラ『蝶々夫人』の凱旋公...概要を表示 演出家の宮本亞門さんは5年前に見つかった前立腺がんを克服し、今年7月にはオペラ『蝶々夫人』の凱旋公演を成功させるなど、精力的に活動している。今年66歳とは思えないほど溌剌（はつらつ）としている宮本さんだが、健康の秘訣はあるのだろうか。人生100年時代の生き方や、友人関係の築き方、また、3年前に実父を94歳で見送った経験から、年を重ねてからの親子関係についても聞いた。 ＞前編 宮本亞門　「自分はがんになんてかからないと思っていた」 大切にしている健康法は犬の散歩、感受性を錆びさせないこと 宮本さんが健康のために日頃から実践していることはありますか？ 宮本亞門さん（以下、敬称略）：ワンちゃんと暮らしていることもあって、よく散歩しています。移動には地下鉄を利用しており、なるべく階段を使うようにしています。 犬は散歩に行くたびに尻尾をガンガン振って大喜びしてくれるので、癒やされますね。四季の移ろい