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日本近代文学の登場人物の中でもっとも謎めいた女性として語られるのが、夏目漱石『三四郎』に登場する... 日本近代文学の登場人物の中でもっとも謎めいた女性として語られるのが、夏目漱石『三四郎』に登場する美禰子だ。 三四郎を弄んだのか?三四郎を好きだったのか?美禰子の真意は謎として語られる。 しかし、斎藤美奈子さんによると、美禰子の行動原理は「いたってわかりやすい」。 *本記事は斎藤美奈子『出世と恋愛 近代文学で読む男と女』を抜粋・編集したものです。 三四郎と美禰子、衝撃の出会い で、ようやく問題の女性、美禰子である。 両親を早くに亡くした美禰子は、兄の恭助と二人暮らし。この兄が広田先生や野々宮と友人だったことから、彼女はサロンの一角に加わっている。英語を解す才媛で、(三四郎的には)美貌の持ち主である。 以下、三四郎と美禰子の関係をざっと見ておこう。 1. 衝撃の出会い 彼女を三四郎がはじめて目にしたのは、上京してまもなくの暑い夏の日であった。 大学のキャンパスの、池(現在「三四郎池」と呼ばれて